教育機関向け支援プログラム「meviy for education」2024年度実施レポート公開

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「meviy for education」の概要と背景

日本のGDPの約2割を占める製造業は、近年、人手不足という深刻な課題に直面しています。特に若年層の就業者数は過去約20年で129万人も減少しており、その背景には学び手の減少だけでなく、人材を育成する指導者不足も指摘されています(出典:2023年版 ものづくり白書)。

ミスミグループ本社は、AIとデジタル技術を活用し、ものづくりのプロセスを効率化する「meviy」をはじめとしたデジタルサービスの提供を通じて、こうした課題の解決に取り組んでいます。全国の大学や高等専門学校の約3割で「meviy」が利用されており、教育現場での活用が進んでいます。このような状況を踏まえ、未来の製造業を担う若者を応援する目的で、2023年より「meviy for education」を開始し、現在3年目の支援プログラムが実施されています。

2024年度の主な成果

2024年度は、学生フォーミュラ、ロボットコンテスト、美術大学のアート×テクノロジーのプロジェクトまで、全国20の多様な学生団体が支援を受けました。最大10万円分のmeviy部品購入に利用可能な90%OFFクーポンが提供され、学生たちの活動が後押しされました。

参加した学生からは、「学内の設備では加工が困難な、高精度な部品を製作できた」「設計変更時に迅速に部品を手配でき、開発のサイクルを高速化できた」といった評価が寄せられています。「meviy」は、各団体が開発速度や製造精度を大幅に向上させるためのツールとして利用されており、支援団体によるロボットコンテスト全国大会での上位入賞やEVレーシングカーの性能アップといった具体的な成果も見られます。また、新規開発プロジェクトの試作において、本プログラムが実際に結果につながった事例も報告されています。

レスキューロボットコンテストの集合写真

ロボットとデジタルアートの展示

教育・研究現場におけるmeviyの活用実態とメリット

プログラム終了後のアンケート結果から、「meviy」が学生によるものづくりプロジェクトの設計や製作段階で、実践的な調達方法として幅広く利用されていることが明らかになりました。また、教育・研究活動や学生プロジェクト特有の要望も寄せられており、これらは今後のサービス向上や支援内容の改善に反映される予定です。

meviy活用のメリット

  • 開発スケジュールに余裕がない中でも、短納期で部品を調達できる

  • 3D CADデータをアップロードするだけで、見積もりから発注までをオンラインで完結できる

  • 寸法公差や平面度などの指定にも対応でき、設計意図を反映した精度の高い部品製作が可能

  • 学内設備では対応が難しい材質や形状にも対応でき、設計の自由度が広がる

参加団体の声

東京大学/フォーミュラファクトリー(EVレーシングカー製作)

「毎年夏に開催される学生フォーミュラ日本大会に向けて、EVレーシングカーを製作しています。今年度は車両パッケージを大きく変更したため、多くの部品を新規で製作する必要がありました。具体的には、自分たちでは加工が難しい駆動系のパーツをmeviyに依頼しました。これにより、自前では製作難易度の高い部品の設計が可能になり、狙った減速比に合わせて、減速機・減速機構を選択することができました。meviyは、見積もりが簡単で、見積もり後の設計変更にも対応しやすかった点も助かりました。また、公差の指定ができるため精度が必要な部品も依頼でき、納期が早いので、万が一部品が破損した場合もすぐに手配できるという安心感がありました。」

学生フォーミュラ車両

早稲田大学/ROBOSTEP(ロボット開発)

「学内設備では高精度な加工が難しい金属板部品の製作にmeviyを利用しました。独立ステアリング機構のベースプレートやオムニホイール用プレートなど、高精度や剛性が求められる部品をmeviyで製作したことで、早期に機構を導入することができました。またmeviyはCADデータのアップロードだけで図面不要で手配でき、見積もりと納期が即時にわかるため、限られた予算と短期開発でも使いやすく、大型かつ高精度な部品も依頼できました。これらの部品を用いた機体で、大会(F3RC 2025)では、優勝・準優勝といった成果につながりました。」

金属加工部品

近畿大学/近大ものづくり工房(教育)

「卒業研究や部活動に取り組む学生に対し、はめ合い公差の理解を深める教育用部材の製作にmeviyを活用しました。異なるクリアランスを持つ軸と穴の部材を製作することで、学生が図面上の公差指定を『体感的』に学べる教材として活用しています。また、加工実習用教材として水中ポンプの試作や、学生フォーミュラカーの部材製作にも利用しました。meviyの活用により、学内の加工負荷を抑えられた分、実習内容の検討や教育改善に時間を充てられる環境づくりにもつながっています。」

寸法公差の教育用部材

ミスミグループ本社のものづくり支援活動

ミスミグループ本社は、ものづくりの次世代を担う学生の支援をはじめとした、さまざまなものづくり支援活動に取り組んでいます。詳細はこちらをご覧ください。

ものづくり支援 | 株式会社ミスミグループ本社
ミスミはデジタルものづくりを進化させ、最短当日出荷の確実短納期と機械部品調達の非効率削減を提供し、グローバルのお客さまに時間価値を提供します。

これまでの支援活動

  • ミスミ学生ものづくり支援 特設サイト: https://www.misumi.co.jp/st-project/

  • 二足歩行ロボット格闘競技大会(通称:ROBO-ONE)への協賛: https://www.misumi.co.jp/robo-one/

  • meviyものづくり中小企業支援

  • 国際ロボット競技会「FIRST® Robotics Competition(FRC)」中高生チーム「SAKURA Tempesta」活動支援

  • 夏休みものづくり教室

ロボット競技会の集合写真

meviyについて

「meviy」は、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが自動で即時見積もり、独自のデジタル製造システムにより最短1日での出荷を実現するプラットフォームです。これにより、機械部品調達時に発生していた作業時間の9割以上を削減し、顧客の部品調達における非効率を解消します。4年連続で国内シェアNo.1を獲得し、第9回ものづくり日本大賞において「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、製造業の生産性向上において高い評価を得ています。海外でのサービス提供も拡大しており、部品調達DXを通じた時間価値をグローバルで提供しています。

meviyのサービス概要図

ミスミグループ本社について

ミスミグループ本社は、ものづくり産業の現場で必要とされる機械部品や工具・消耗品などをグローバル32.3万社(2025年3月時点)以上に販売しています。製造機能を持つメーカーと他社ブランド品を販売する商社としての顔を併せ持つユニークな事業モデルと、それを支える事業基盤により「グローバル確実短納期」を実現し、顧客の利便性向上に貢献しています。

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