提供される主な機能
正式提供で公開された内容は以下の通りです。
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コマンドラインツール(macOS / Linux)
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プロダクトから呼び出すAPI
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クラウド版の本番環境
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コードの実行環境
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開発者向けドキュメント(https://docs.subako.ai)
運用の操作はコマンドラインツールから、プロダクトからの実行はAPIから行われます。管理画面は設けられておらず、ワークスペースやエージェントの設定をスクリプトやCIに直接配置できる設計です。組織の作成、ログイン、エージェントの公開、最初のセッションの実行まで、すべてターミナルから進められます。
製品の詳細は公式サイト(https://subako.ai/ja)で確認でき、導入手順とAPI仕様は開発者向けドキュメントに掲載されています。また、「Subako.AI」の概要を1分にまとめた紹介映像も公開されています(https://www.youtube.com/watch?v=Vpt5voDm1j8)。
AIエージェントの実行基盤の必要性
AIエージェントは、汎用チャットでの指示から、サービスに組み込まれてユーザー操作や定期実行をきっかけに動作する段階へと進化しています。しかし、エージェントがプロダクト内でタスクを完了させるには、モデルの外部に実行環境が必要です。処理を継続して実行する仕組み、接続が切れても状態を保持して再開できる仕組み、安全なコード実行環境、認証情報の安全な取り扱い、手順や知識の再利用といった要素は、推論APIには含まれていません。これらは現在、各プロダクトチームが個別に構築・運用しているのが現状です。
「Subako.AI」は、このような土台となる実行基盤をサービスとして提供することで、開発者が実行基盤の構築に時間を費やすことなく、エージェント機能をプロダクトに組み込めるようにします。

図は、自社プロダクトや社内システム、Subako.AIが提供する実行基盤、そこから呼び出すモデルと外部ツール、そしてユーザーが受け取る体験の関係を示しています。Subako.AIは、制御(harness)、実行単位の管理(session)、コード実行環境(sandbox)、認証情報(vault)、知識と手順(skills)の5つの機能を統合した実行基盤を提供します。なお、モデルやツール、データはSubako.AIから呼び出す外部サービスであり、Subako.AIが提供するものではありません。
「Subako.AI」の主な特長
「Subako.AI」は、開発者が汎用的に利用するエージェントではなく、プロダクトが顧客にエージェントを提供するための基盤として設計されています。これにより、プロダクトチームは実行基盤の構築ではなく、AIを活用した顧客体験の創出に集中できます。
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接続が切れても処理は完了まで継続
ユーザーが画面を閉じても、エージェントの処理は完了まで実行され、結果を受け取ることが可能です。実行の経過は追記のみの記録として残り、接続が切れた場合でも最後に受け取った時点から再開できます。これにより、処理の取りこぼしを前提とした特別な実装が不要になります。 -
エージェントに必要な実行環境を単一APIで提供
長時間実行の制御、実行単位の管理と再接続、コードの実行環境、認証情報の保管、再利用可能な知識と手順といった5つの機能をまとめて提供します。プロダクト側は、セッションの作成、経過の受け取り、自社が応答するべきツールの呼び出しへの対応のみに集中できます。 -
モデルと稼働場所の柔軟な選択
利用するモデルは固定されません。APIキーを持ち込んで選択することも、Subako.AIが用意するものから選ぶことも可能です。稼働場所は、クラウド、指定リージョンの専有環境、自社環境の3通りから選択でき、いずれも同じコードで動作します。
権限を構造で制限する設計
エージェントを動かすエンジンには、利用可能なツールの名前と形式、そして実行ごとに発行される一時的な認証情報のみが渡されます。実際の接続先と認証情報は、その手前に配置された仕組みが差し込みます。外部ツールは個別に「許可」「承認が必要」「拒否」を宣言でき、宣言されていないものは既定で拒否されます。人の承認を待つ処理は、資源を確保したまま待機せず、承認後に再開されます。認証情報は個別に暗号化して保管され、操作の記録は追記のみの監査ログに残ります。
活用シーン
「Subako.AI」上で動作するエージェントは、ユーザーの操作や定期実行をきっかけに起動します。例えば、自社サービスの画面からの依頼を受け、社内データや業務システム、コミュニケーションツールを横断して情報を調査し、回答、分析、レポートとして返します。あるいは、依頼された作業そのものを完了させることも可能です。回答を返すだけでなく、作業を完遂する機能を自社プロダクトの体験として提供できます。
自社で既に公開している外部ツール連携の仕組みは、そのままエージェントの操作対象として利用できます。他のAIエージェント基盤向けに作成した手順や知識も、書き換えずに持ち込むことが可能です。
開発者向けハッカソンの開催
2026年9月14日には、開発者向けハッカソン「Subako.AI Hackathon」が東京・渋谷(Plug and Play Japan)で開催されます。参加者は、自身が開発しているプロダクトに「Subako.AI」を組み込む予定です。定員30名、参加費無料で、申し込みはLuma(https://luma.com/fccyqyha)で受け付けています。
今後の展望
エージェントは、開発者が個人で利用する段階から、プロダクトが顧客に提供する段階へと移行しつつあります。「Subako.AI」は、その土台となる実行環境を担っていく方針です。
9月14日のハッカソンをはじめとする開発者との接点を通じて、実際の組み込み事例を増やしていく計画です。また、プロダクトへの組み込みをより少ない記述で行えるSDKが近く提供される予定です。
開発者および代表者コメント
株式会社Kikuvi Founding Engineer 柏 舜氏は、「エージェントを製品に組み込む際、実際に時間を要するのはモデルの選定ではなく、その外側の実行環境です。処理を完了まで走らせる、接続が切れても再開する、コードを安全に実行する、認証情報をモデルに渡さずに外部を操作する、といった機能はすべて必要ですが、それ自体が製品の価値になる部分ではありません。「Subako.AI」はその部分を引き受けるために開発されました。ドキュメントも公開されているため、ターミナルから手順通りに進めれば、最初のセッションが動作するところまで迅速に到達できます」と述べています。
株式会社Kikuvi Founder CEO 佐藤拳斗氏は、「発表から2週間で、「Subako.AI」は実際に利用可能なサービスとなりました。コマンドラインツールとAPI、ドキュメントが公開されたことで、これまで言葉で説明してきた内容を、コードで直接確認できるようになりました。AIの価値がモデルの性能だけで決まる時代は長くは続かないと考えています。顧客に届く体験を各社が設計する時間を最大化できるよう、その手前にある実行基盤を私たちが提供していきます」とコメントしています。
「Subako.AI」について
「Subako.AI」は、自社プロダクトの中で顧客にAIエージェントを提供するためのクラウド基盤です。長時間の実行と再接続、コードの実行環境、認証情報の保管、再利用できる知識と手順を、単一のAPIからまとめて利用できます。モデルは利用者が選択可能で、クラウド、指定したリージョンの専有環境、自社環境のいずれでも同じコードで動作します。
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開発者向けドキュメント:https://docs.subako.ai
株式会社Kikuviについて
株式会社Kikuviは、組織の暗黙知を可視化するAIヒアリングエージェント「Kikuvi」を開発・運営しています。AIが自律的にヒアリングを設計・実施し、非同期・並列で数百〜数千人規模の声を収集。回答はサマリー・QA表・レポートとして即時に構造化され、意思決定に役立つインサイトに変換されます。アンケートでは得られない「なぜ」を、属人化することなく大規模に取得できるのが特長です。


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