国連World Summit Awards受賞「レイのブログ」教材版リリース:生成AIフェイク体験で情報リテラシー教育を強化

EdTech

「レイのブログ」とは

「レイのブログ」は、誤情報・偽情報をテーマにした革新的な情報リテラシー教育プログラムです。現在、世界14カ国の教育機関に提供されており、2026年には国連World Summit Awardsの教育部門を受賞しています。本プログラムは、ストーリーと実際のインターネットを駆使した没入型の謎解きゲームを通じて、参加者がプロのファクトチェッカーが使う最先端の検証手法を自然と身につけることを目的としています。また、生成AIなどのフェイクを実際に作成する体験を通して、情報問題が自分ごととして捉えられるよう設計されています。

レイのブログ Ray's Blog

ゲーム内では、生成AIによるフェイク画像の見分け方、ショート動画などのSNSの特性、一次情報の探し方といった実践的スキルを習得できます。「疑う」「調べる」「判断する」という3つの基本ステップを体験的に学習することで、情報に振り回されず、自らの力で真実を見極める力を育みます。

教材版の具体的な特徴

今回リリースされた教材版は、これまでに世界300校で導入されてきた実績をもとに、先生が教室でより円滑に授業を進行できるよう開発されました。授業の導入から振り返りまでをサポートするため、主に以下の3つの特徴を備えています。

1. キャラクターによるレッスン動画

生徒の興味を引きつけるキャラクターが登場し、ゲームの進行や学習のポイントをわかりやすく解説する動画が提供されます。これにより、先生の負担を軽減しつつ、生徒の高い没入感を維持します。

レイのブログ Ray's Blog 解説編 高齢化 経済 Category

レイのブログ Ray's Blog 解説編 フェイク記事を見破るこの問題では...

2. その場で生成AIによるフェイクが体験できるモジュールを初搭載

総務省の2025年度「インターネット上の偽・誤情報等への対策技術の開発・実証事業 -偽・誤情報サンドボックスを活用した実践的ゲーム型プレバンキング技術-」に採択された技術が、本教材版に初めて搭載されました。利用者が安全な環境で実際に偽・誤情報を生成できる「偽・誤情報サンドボックス」の仕組みを取り入れ、生成AIのハルシネーション(もっともらしい嘘)体験やデータ体験が可能なモジュールが実装されています。体験者は生成AIの危険性について、安全に手元で試しながら学ぶことができます。

ハルシネーション体験 AI幻覚サンドボックス

期間の切り取り 同じデータでも、見せる期間で印象が変わる

プリセットを選択 感動 恐怖 面白い

3. 先生向けの事前研修マニュアルと動画

初めて情報リテラシー教育を実施する先生でも安心して授業に臨めるよう、詳細な指導案やスライド、事前準備のためのマニュアルと研修動画が完備されています。

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「レイのブログ」教材システム解説動画

世界大会への参加資格と先生向け体験会

本教材版を通じて「レイのブログ」を体験した生徒には、ファクトチェック世界大会「GenAsia Challenge」の予選への参加資格が付与されます。「GenAsia Challenge」は、若者向けの国際的なファクトチェック競技大会であり、世界中の同世代と検索力や検証スキルを競い合うことで、生徒たちのさらなるモチベーション向上と実践的なスキルの定着が図られます。

専門家の評価 元TBSアナウンサー 下村 健一氏

また、導入を検討する教育機関向けに、毎週火曜日の19時よりオンラインでの「先生向け体験会」が実施されています。実際の教材の使い勝手や、生徒が体験するゲーム画面を直接確認できる機会となっています。

レイのブログ Ray's Blog オンライン体験会 先生向け

公式サイト:

今後の展望

Classroom Adventureは今後も、教育現場のニーズに寄り添いながら、情報リテラシー教育の普及を加速させていく方針です。生成AIをはじめとするテクノロジーが進化し続ける現代において、子どもたちが情報に振り回されることなく、主体的に社会と関わっていくための基盤づくりに貢献していきます。社会課題に対して、知識を一方的に教えるだけでなく、参加者が夢中になりながら深く考え、楽しみながら学べる「楽しすぎる」教育体験を、世界中の教育機関へと広げていくことを目指しています。

学生がタブレットを使用

株式会社Classroom Adventureについて

株式会社Classroom Adventureは、慶應義塾大学の現役学生が立ち上げたEdtechスタートアップです。「Make maenomeri(前のめりをつくる)」をミッションに掲げ、ゲーミフィケーションを活用した「楽しすぎる」学びを創造しています。誤情報・偽情報をテーマにした主力プログラム「レイのブログ」は世界13カ国以上で50,000人以上が体験しています。また、社会問題化する「闇バイト」の危険性を疑似体験できる「レイの失踪」は、東京都、兵庫県、鳥取県をはじめとする全国の自治体や教育機関と連携して導入が進められています。

2024年からはファクトチェック(真偽検証)の技術を競う国際大会「Youth Verification Challenge(現 GenAsia Challenge)」を米Google社より引き継いで主催しています。

これらの活動は以下の賞を受賞しています。

  • 朝日新聞社大学SDGs Action! Awards 2024 グランプリ

  • 東京都主催 国内最大級のスタートアップコンテストTokyo Startup Gateway 2024 最優秀賞

  • NIKKEI THE PITCH SOCIAL 2025 グランプリ

  • Global EdTech Startup Awards (GESAwards) 2025 R&D Innovation特別アワード

  • Internet Media Awards 2026 ソーシャルアクション部門

  • 国連 World Summit Awards 2026 教育部門

2025年よりUNESCOの国際的ネットワーク「Media and Information Literacy Alliance」にも加入し、情報リテラシー教育の国際的な普及に貢献しています。

公式サイト:

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