韓国・大邱ソフトウェアマイスター高等学校、「Findy Team+」を教育現場で国内外初導入

EdTech

韓国におけるAI人材育成戦略とマイスター高校

韓国政府は2026年1月にAI基本法を施行し、AI人材の育成を国家戦略の中核と位置づけています。教育部も2026年に約1兆4,000億ウォン(約1,500億円)を投じてAI教育体系を改編する方針を示しています。現在730校余りの「AI重点学校」を2028年までに2,000校へ拡大するほか、2022改訂教育課程では中学校の情報教科が34時間から68時間以上へと倍増しており、次世代の担い手を育てる取り組みが初等・中等教育にまで広がっています。

韓国には、卒業後すぐに実務に就ける専門技術者を育成するため、産業界と密接に連携する職業系高校「マイスター高校」が全国にあります。大邱ソフトウェアマイスター高等学校もその一つで、開発現場へ進む生徒を育成し、AI時代のソフトウェアを創造する人材の入り口として機能しています。

「Findy Team+」導入の背景と活用方針

大邱ソフトウェアマイスター高等学校は、産業界のニーズに即したAI・ソフトウェア人材の育成を目的とする公立特殊目的高等学校です。生徒5〜7名がチームを組んで開発に取り組む「ナルシャプロジェクト」や、企業との産学連携プロジェクト、米国シリコンバレーでの海外現場実習など、実務中心のプロジェクト型教育課程を展開し、2025年には98.5%の高い就職率を達成しています。

同校は「健全な協働文化の体験を通じた、実務型マイスターエンジニアの育成」を教育目標に掲げ、「Findy Team+」を以下の目的で活用します。

  • レビューを経ずにマージされるプルリクエストの比率を下げ、生徒全員が参加する相互レビューの構造を構築する

  • 特定の生徒に作業やレビューが集中する状態をデータで把握し、解消する

  • GitHub Flow、プルリクエストおよびイシュー、振り返りを軸とした現場型の協働プロセスを学ぶ

  • プロジェクト終盤にコミットが集中する状態を解消し、計画的な開発の進め方を経験する

  • 結果中心の評価ではなく、生徒ごとの協働・開発活動の変化を可視化する

授業では、2年生約60~70名の生徒を対象に、1チーム5〜7名程度、約10チームにおけるGitHubを活用したチーム開発、Git Flow、コードレビュー、プルリクエストベースの開発プロセスといった授業と一体で活用されます。プロジェクトの中間レビューや振り返りの場面で、生徒が自らのチームの状態をデータで確認する教育ツールとして位置づけられています。生徒は日々の開発・協働活動に、教員は生徒の開発プロセスや協働状況、コードレビュー、プロジェクトの進捗をデータに基づいて確認・フィードバックに活用します。

今後は、GitHub CopilotなどのAIコーディングツールの活用が広がることを前提に、AI活用が実際の開発生産性やチーム開発にどのような効果をもたらしているかを「Findy Team+」で可視化・分析することも視野に入っています。

大邱ソフトウェアマイスター高等学校 校長 キム・ユギョン氏のコメント

キム・ユギョン校長は、「本校は、世の中をよりよくするAI・ソフトウェア人材養成を教育目標にしています。開発の力は、一人でコードを書く力だけでは測れません。仲間のコードを読み、意見を交わし、チームとして一つのものをつくり上げる経験こそが、卒業後に現場で求められる力だと考えています。しかし、その過程は教員の目からは見えにくいものでした。今回の導入により、生徒たちが自分たちの協働のあり方をデータで振り返り、健全な開発文化を在学中から身につけていくことを期待しています。」と述べています。

大邱ソフトウェアマイスター高等学校 概要

  • 学校名:大邱ソフトウェアマイスター高等学校(대구소프트웨어마이스터고등학교)

  • 所在地:大邱広域市達城郡求智面 創里路11キル93

  • 設置区分:公立(大邱広域市教育庁所管)

  • 生徒数:205名/教員数:35名

  • 特色:ソフトウェア分野の人材育成に特化したマイスター高校。入学時のノートPC支給、3年次の海外研修などを通じ、IT企業への就職と実務直結の力の育成を重視

「Findy Team+」について

「Findy Team+」は、経営と開発現場をつなぐAI時代の開発資本プラットフォームです。AI活用の基盤構築を支援するコンサルティングから、開発状況や投資対効果のデータ化までを網羅し、開発現場の改善から経営判断までを一気通貫で支援します。

ファインディ株式会社は、2026年5月からAI時代のソフトウェア開発力を経営資産と捉える「開発資本」という概念を提唱しています。エンジニアの「人的資本」とAI投資などの「技術資本」を掛け合わせ、開発組織を企業成長を支える「経営資産」として強化します。現在はスタートアップから大手まで約1,400社(トライアル含む)へ導入されています。

ファインディ株式会社について

ファインディ株式会社は「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンを掲げ、ITエンジニア領域における個人・組織それぞれの課題解決に取り組んでいます。IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」、ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」、経営と開発現場をつなぐAI時代の開発資本プラットフォーム「Findy Team+」、開発ツールのレビューサイト「Findy Tools」、及びテックカンファレンスのプラットフォーム「Findy Conference」の5つのサービスを提供しており、累計会員登録数は約29万人、国内外の約5,400社に利用されています。

「技術立国日本を取り戻す」という設立趣意に基づき、2024年のインド進出を皮切りに、現在、韓国・台湾でも「Findy Team+」を展開しています。企業成長の源泉であるソフトウェア開発において日本発のイノベーションを増やし、世界市場で競争力を持つ日本のIT企業を1社でも多く生み出すことを目指し、まずはファインディ株式会社がグローバルマーケットで通用する企業となることを企図しています。

  • 会社名: ファインディ株式会社 / Findy Inc.

  • 所在地: 東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー 5階

  • 代表者: 代表取締役 山田 裕一朗

  • コーポレートサイト : https://findy.co.jp/

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