常設公開への移行と利便性の向上
この度の公開は、これまで開発者向けの動作確認用サイトで提供されていたCASE形式のデータを、永続的に運用される常設の公開先へと移行するものです。公開されたデータのURLと識別子は変更されないため、オープンバッジのアライメント先、教材やコンテンツのメタデータ、学習管理システムからの参照先として継続的に利用できます。
認証なしでブラウザから内容を確認できるほか、APIからもデータを取得可能です。
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学習指導要領・教育要領(7文書):https://case.compeito.org/courses-of-study/
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教職課程コアカリキュラム(3文書):https://case.compeito.org/teacher-training-core-curricula/
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API の例(学習指導要領の文書一覧):https://case.compeito.org/courses-of-study/ims/case/v1p1/CFDocuments
公開されたデータ
公開されたデータは、平成29年から31年に告示された学習指導要領・教育要領の7文書と、教職課程コアカリキュラムの3文書、合計10文書24,518項目です。
| 文書 | 項目数 |
|---|---|
| 幼稚園教育要領 | 192 |
| 小学校学習指導要領 | 3,747 |
| 中学校学習指導要領 | 2,190 |
| 高等学校学習指導要領 | 10,950 |
| 特別支援学校幼稚部教育要領 | 133 |
| 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領 | 2,338 |
| 特別支援学校高等部学習指導要領 | 4,286 |
| 教職課程コアカリキュラム | 313 |
| 特別支援学校教諭免許状コアカリキュラム | 199 |
| 外国語(英語)コアカリキュラム | 170 |
| 合計 | 24,518 |
CASE形式による教育コンテンツの相互運用性
学習指導要領はPDFや表形式で公開されていますが、そのままでは他のシステムから個々の記述を指し示すことが困難です。CASEは、コンピテンシーフレームワーク、学習基準、カリキュラムマップを機械可読な形式で記述・共有するためのオープンな仕様であり、個々の記述に永続的な識別子を付与することで、システム間での照合を可能にします。
この形式は、北米でCommon Core State Standardsなどが公開され、主要な教育プラットフォーム間で参照されています。今回の公開は、日本の教育課程を同様の基盤に乗せるものであり、例えばオープンバッジのアライメント先にCASE形式の識別子を指定することで、「小学校第5学年の算数のどの内容を満たしたバッジか」を共通の参照で記述できるようになります。
インフォザインが提供するオープンバッジ発行・管理プラットフォーム「オープンバッジファクトリー(OBF)」はCASE v1.0およびv1.1に対応しています。
安心して参照できるデータの信頼性
各項目の識別子は、文部科学省が定める16桁の学習指導要領コードから機械的に導出されており、本文の表記や階層の組み直しが行われても識別子は変更されません。これにより、一度作成した参照が将来的に壊れる心配がありません。
本文は告示の文言そのままが使用されており、読みやすさのための言い換えや要約は行われていません。全24,518項目について、元データとの一致が機械的に照合されています。ただし、紙面の見出しにおける字間調整など、機械で扱えるように一部修正が加えられた箇所は記録されており、詳細が必要な場合は問い合わせにより資料が提供されます。
利用条件とオープンソースソフトウェア
学習指導要領の本文は著作権法第13条第2号により著作権の目的となりません。教職課程コアカリキュラムおよび変換にあたっての編集部分は、政府標準利用規約第2.0版(CC BY 4.0 互換)に基づき、出典の明記を条件に利用可能です。ライセンス情報と出典URLは、CASEデータの各文書に保持されています。
公開サーバー「case.compeito.org」を動かしているのは、インフォザインが開発するCASE v1.1対応サーバー「Compeito」です。そのソースコードはApache License 2.0のオープンソースとしてGitHubで公開されており、誰でも入手して自分の環境で動かすことができます。これにより、データを特定の企業に固定することなく、柔軟な運用が可能となります。
- Compeito(GitHub):https://github.com/infosign/compeito
コンピテンシーフレームワークの搭載募集
インフォザインは、CASE形式で公開したいコンピテンシーフレームワークを「case.compeito.org」サーバーに搭載する募集を行っています。対象となるのは、自治体独自の教育課程、大学や専門学校のカリキュラム、業界団体や学会のスキル標準、企業内の職能要件など多岐にわたります。
CASE形式で公開することで、オープンバッジのアライメント先や教材のメタデータとして、発行者や事業者を越えて共通の識別子で参照できるようになります。初期段階の相談から受け付けています。
オープンバッジファクトリーについて

オープンバッジファクトリーは、デジタル証明の国際的な技術標準規格であるOpen Badges 3.0に準拠したオープンバッジの作成・発行・管理プラットフォームです。公的資格試験の合格証から、講座の修了証、イベント参加証、スキル証明まで、教育機関、NGO、企業内人材育成など幅広い用途に対応しています。インフォザインは日本国内における独占販売代理店として、様々な組織への導入を支援しています。
株式会社インフォザインについて

インフォザインは2001年に設立され、オープンソースのCBTプラットフォーム「TAO」のSaaS版「TAOクラウド」を提供するなど、オープンソースとオープンスタンダードを活用し、全ての人々に貢献できるより良い教育の未来を創造することに取り組んでいます。


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