アルサーガパートナーズ代表 小俣泰明氏、「GenAI Connect」でAI時代を生き抜く「専門性」と組織変革を提唱

EdTech

Generative AI Japanについて

一般社団法人Generative AI Japan(略称:GenAI / ジェナイ)は、「人が人らしく生きるために。産学連携で生成AI活用を議論し、共創する場。」として2024年1月に設立されました。慶應義塾大学医学部教授の宮田裕章氏が代表理事を務め、生成AIの登場により重要とされる「価値ある問いを立て、前進すること」を目指し、有識者や専門家が結集しています。先端技術の共有、ビジネスユースケースの実装支援、教育プログラムの提供、生成AI活用のルール作りなどを通じ、日本社会の発展に貢献することを目指しています。

一般社団法人Generative AI Japanの公式サイト:
https://generativeaijapan.or.jp/

小俣泰明氏のポートレート

日本のAI戦略と「ヒューマン・イン・ザ・リード」

イベント冒頭では、日本成長戦略担当大臣・スタートアップ担当大臣で衆議院議員の城内実氏が登壇し、国の投資方針として「フィジカルAI・バーティカルAI」領域における日本の強みを活かし、優越性と不可欠性を獲得することが日本の「勝ち筋」であると述べました。

続く第1部では、AIの進化に合わせてルールを柔軟に運用しつつも、「最終的な責任を負うのは人間である」という「ヒューマン・イン・ザ・リード」の原則が中核に据えられる方針が共有され、AI活用における人間の役割の重要性が改めて示されました。

AI時代の人材育成と組織のインキュベーション

第2部のセッション「AI時代の組織・人材育成」には、アルサーガパートナーズ代表の小俣泰明氏が登壇しました。アルサーガパートナーズがコンサルティングから開発までを一気通貫で手がけ、国内拠点を活かした地方創生にも取り組んでいる実績が紹介された上で、AI時代に求められる具体的な人材像と組織のあり方について語られました。

パネルディスカッションの様子

「専門性」こそがAIの品質を決める

「AI時代に人は何を学ぶべきか」という問いに対し、小俣氏は「生成AIに勝とうという考え方を変えなければいけない」と指摘しました。その上で、人間に求められるのは「AIに適切な指示を出すための専門性」であると強調しました。例えばシステム開発において、フレームワークやデータベース、ネットワーク構成などの専門用語を用いて指示を出すことで、実用的な品質が担保されると説明。これは技術に限らず、マーケティングや金融などあらゆる領域で共通する見解であると述べ、専門知識の習得が不可欠である旨が説明されました。

ローカルLLMの「自律稼働」と人間の役割の変化

小俣氏は自身が実践しているローカルLLMの自律稼働事例も披露しました。社内にPCを1台設置し、有料ツールに依存せずAIを自律稼働させ続けることで、現在では1週間放置しても指定の場所に成果物が自動保存される環境を構築していると述べられました。

この環境下において人間の役割は、「AIが作業する途中の工程を逐一監視する作業」から、「完成した成果物を最後に確認するだけ」の工程へと変化します。その結果、「どのような目的で行うのか」「どこで最終判断を下すのか」という意志決定こそが、引き続き人間が担うべきコアな領域になると整理されました。

企業のデジタル部門がすぐに実践できる施策として、ドキュメントをマークダウンやマーメイド形式で作成することで、コストを抑えつつAIが処理しやすい形に整えられるという実践的な提案も行われました。

教育現場の変革:人間としての「感情」を表現することが一層大事に

さらに、アルサーガパートナーズが学校向けに開発した生成AIシステム「AI+Me」の事例も紹介されました。生徒と教員が同席するチャットルームにおいて、教員の役割は「教科書を読み知識を教えること」から「AIの回答に対して人間としてどう感じたかを表現すること」へと変化していくという、教育現場の新たな未来像が提示されました。

AI+Me:https://www.arsaga.jp/ai-me/

総括:AIの回答は自分の鏡写し

最後に小俣氏は、「AIの回答は自分の鏡写しである」というキーワードを提示しました。AIから引き出される回答の精度や品質は、使い手である人間の「問いの質」によって決まります。「自分が生成AIに投げている質問を、他者に見せられるでしょうか」と会場に問いかけ、高い専門性を身につけるための教育や学習の価値は決して揺らがないと強調し、セッションを締めくくりました。

イベント集合写真

アルサーガパートナーズ株式会社について

アルサーガパートナーズは、東京・渋谷に本社を置く総合DXファームです。コンサルティングからシステム開発、保守・運用まで、DXに必要な機能を自社内で一貫して提供し、業界・業種を問わず企業のDX推進を支援しています。国内でのIT人材育成と技術力の内製化にこだわり、九州をはじめとする国内拠点を拡大しながら、日本全国における優秀なIT人材の活躍の場を広げています。

Arsaga Partners, Inc. ロゴ

社内の業務改善からAI技術を活用した変革まで、DX推進に課題を感じている企業は、以下よりお問い合わせください。

お問い合わせ:https://www.arsaga.jp/contact/

アルサーガパートナーズHP:https://www.arsaga.jp

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