株式会社if、kintone開発企業向けAI駆動開発研修の導入事例を公開

EdTech

導入の背景

kintoneを用いた業務システム開発を強みとする同社は、JavaScript/CSSによるカスタマイズを中心に受託開発を手がけていました。しかし、社内ではAIツールの活用が十分に進んでおらず、AIの基礎から実践的なAI駆動開発まで段階的に学ぶ必要がありました。

また、開発業務が1プロジェクト=1担当者という形で属人化しており、仕様検討から実装、動作確認までを一人が完結させる体制でした。特に資料作成や実装といった中間工程のAIによる自動化が課題とされており、実務に根ざした伴走支援が求められていました。これらの背景から、同社は株式会社ifのAI駆動開発研修を選定し、人材開発支援助成金を活用して研修を開始しました。

研修の概要と成果

研修は「1週間の業務を1時間以内に完了させる」という目標のもと、段階的に実践が進められています。主な成果は以下の通りです。

  • 開発フロー全体のスキル化: 顧客打ち合わせから実装、コードレビュー、テスト、プルリクエスト作成までの一連の開発フローをClaude Codeのスキルとして構築し、問題発生時にはループで再実行する構造も設計されています。

  • Git Worktreeによる並列開発の習得: 複数のタスクを同時進行させる並列開発を習得し、開発手法の見直しが進んでいます。

  • 応用領域への到達: 中級教材を完了し、Claude Codeコースも並行して進め、自作スキルの作成など応用的な活用に到達しています。

  • コードレビュー品質の向上: AIによるコードレビューでは、1つの指示に対して約15件の改善提案が得られ、コード品質の向上に寄与しています。

  • 目標への接近: 「1週間の業務を1時間以内に」という目標に対し、1時間程度で実装とチェックまで到達できる状態に近づいています。

受講者からは、AIによるコードレビューについて「すごくたくさん指摘してくれて、とても参考になった」との声が寄せられています。伴走担当講師は、受講者の習熟度を高く評価し、「1言ったら15ぐらい活用して返してくれる」とAI活用の広がりを語っています。

開発フローのスキル化

本研修について

AI駆動開発研修は、週1回・1時間のリマンツーマンメンタリングと自習用教材を組み合わせた伴走型の研修です。Claude Codeをメインに、Cursor、GitHub CLI、Playwright、MCP(Google Workspace連携)、Git Worktreeなど、実務で使われる幅広い技術やツールを扱います。

教材は研修全体の3割と位置づけられ、残りは受講者が自社の業務課題に沿ってアウトプットする時間に充てられます。これにより、学んだ内容を実業務に適用し、研修終了後も自走できる状態を目指します。

本研修は人材開発支援助成金を活用して実施されており、株式会社ifでは助成金活用に関するサポートも提供しています。

今後の展開

同社の研修は現在も進行中であり、今後はオリジナルアプリ開発フェーズへと進む予定です。開発フロー全体のスキル化と並列開発の習得を土台に、属人化した開発体制の解消と、実業務における大幅な時間短縮の実現が見込まれています。

株式会社ifは、今後も企業ごとの実業務に寄り添った伴走型のAI駆動開発研修を通じて、開発現場の生産性向上と人材育成を支援していく方針です。

株式会社ifについて

  • 会社名:株式会社if

  • 代表者:代表取締役 伊藤保幸

  • 設立:2021年1月

  • 所在地:東京都中野区野方2-17-1

  • 事業内容:生成AIトータル支援サービス「if AI Partner」の提供/法人向けリスキリング研修「Tech Mentor 法人研修」の提供/プログラミングスクール「Tech Mentor」の運営/プログラミング学習サービス「Code Lesson」の運営/受託開発・AI駆動チームの提供

  • URL:https://if-tech.co.jp/

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