背景:導入したAIが「現場で使われない」という課題
多くの企業で生成AIの導入が進む一方で、「ツールは契約したものの現場で活用されない」という課題が共通認識となっています。コミクスは生成AI活用支援を主力事業とする立場から、まず自社で「社員一人ひとりが自分の業務をAIで変える」状態を実証しました。プログラミング未経験の社員でも、AIコーディングツールなどを活用すれば、これまで手作業だった定例業務を自動化できることを、社内事例として積み上げています。
現場社員によるAI活用事例
事例1:手作業のメルマガ配信業務を「AI×自動化」で効率化
コンシェルジュ事業部の担当社員は、毎回手作業で行っていたメルマガ配信履歴の取得・管理業務を、AIコーディングツール「Claude Code」とPythonを活用して自動化しました。配信ツールを画面操作で動かすのではなく、ブラウザの開発者ツール(DevTools)で通信の内容を解析し、その通信をGAS(Google Apps Script)で再現するアプローチを採用。これにより、ブラウザを介さずに直接データを取得する仕組みを構築し、安定した自動化を実現しています。
事例2:Zoom会議関連の定例業務を自動化
グロース支援事業本部の社員は、オンライン会議で発生するZoom関連の定例業務(録画・記録まわり)をAIで自動化する仕組みを構築し、社内共有会で発表しました。会議のたびに発生していた手作業を削減し、議事録・記録業務の負担軽減につなげています。
事例3:Claude CodeとFigmaを連携し、数分でWebサイトを制作
Web制作を担当する社員は、AIコーディングツール「Claude Code」で作成したWebサイトをデザインツール「Figma」へデザインデータとして取り込む検証を実施しました。さらに、FigmaのデザインカンプからClaude CodeでWebサイトを自動生成する、双方向の制作フローも実証。後者の手法では、デザインカンプからわずか数分でWebサイトを生成できることを確認しました。これにより、従来は数時間から数日を要したコーディング工程を大幅に短縮し、デザイン制作のワークフロー全体の効率化が示されています。
仕組み:事例が生まれ続ける社内「生成AI活用共有会」
これらの事例は、コミクス社内で定期開催される「生成AI活用共有会」で発表されたものです。社員が自身の業務改善ノウハウを資料化して共有し合うことで、「誰かの成功事例がすぐに横展開される」サイクルが機能しています。役職、職種、開発経験を問わず、全社員がAI活用の当事者となる文化づくりが進められています。
今後の展望
コミクスは、自社で培った「現場社員によるボトムアップAI活用」のノウハウを、生成AI活用支援サービスを通じて顧客企業へ提供しています。「AIを導入したが使われない」という課題を抱える企業に対し、ツール選定にとどまらず、社員が自身の業務をAIで変える定着フェーズまでを一気通貫で支援していく方針です。
株式会社コミクス 会社概要
本社住所:東京都渋谷区円山町15-4 近藤ビル2階
代表者:代表取締役 鈴木 章裕
設立:2007年9月
事業内容:生成AI活用生産性向上支援、BtoB事業者向け営業支援、フリーランスプロ人材紹介など
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