Click board™コンセプトの進化
Click board™は、mikroBUS™ソケットと規格を基盤とするアドオンボードコンセプトです。15年前にMIKROEのCEO兼創業者であるNeb Matic氏が、多くの周辺機器に対応するための最小ピン数を16本(8ピン×2列)と導き出したことが始まりです。このコンセプトにより、MIKROEは製品ラインナップを拡大し、現在ではほぼ毎日新しいClick board™を市場に投入しています。
MIKROEのClick boardプロダクト・マーケティング・マネージャーであるAleksandar Mitrovic氏は、組み込み設計者が豊富な製品ラインナップを活用し、多様なアプリケーションを迅速かつ容易に実現できると述べています。この設計手法は、特定のメーカー製品専用のカスタム設計ツールよりも導入しやすく、費用対効果に優れていると説明されています。
RTC 27 Clickの機能と特長
最新製品の「RTC 27 Click」は、NXPのI2Cインターフェース搭載ナノパワーCMOSリアルタイム・クロック/カレンダーPCF8525をベースにしています。年、月、日、曜日、時、分、秒、1/100秒のデータに対応し、時刻管理精度を向上させるための経年変化オフセット対応の選択可能な水晶温度補償機能が搭載されています。
主な機能は以下の通りです。
-
プログラム可能なアラームおよびウォッチドッグ・タイマ機能
-
タイムスタンプ取得
-
自動切り替え回路付きバッテリ・バックアップ
-
オンボード・ジャンパによってルーティングを選択できる2系統の設定可能な割り込み出力
本製品は、3.3VのVDDで標準消費電流をわずか64nAに抑える超低消費電力動作を実現する時刻管理モードを備えており、特にバッテリ駆動機器や常時稼働設計に適しています。携帯型計測機器、ウェアラブル・デバイス、産業システム、IoTアプリケーションにおいて、高信頼性、低消費電力、高精度の時刻管理が求められる場面で最適です。
また、このボードはホスト・システムによる自動認識を可能にするClickID機能も備えており、使いやすさが向上しています。mikroBUS™規格に対応するすべてのホスト・システムで利用でき、オープンソースのmikroSDK™ライブラリが付属しているため、評価やカスタマイズにおいて非常に高い柔軟性を提供します。
NXPとの戦略的パートナーシップ
NXPのスマート・アナログ・インターフェース(SAI)のテクニカル・マーケティング・マネージャーであるAlejandro Kelly氏は、MIKROEとの戦略的パートナーシップにより、多くのMCUやICがMIKROEのNECTO Studio IDEで利用可能になったとコメントしています。標準化された開発ツールは、設計期間とコストの削減に貢献するだけでなく、より多くの開発者にNXP製品を届けることにも繋がると説明されています。PCF8525 RTC ICを採用したRTC 27 Clickは、高精度の時刻管理機能を通じて、現実のアプリケーションにおける課題解決に寄与します。
MIKROEについて
MIKROE(本社:セルビア、ベルグラード)は、開発期間の短縮に貢献する業界標準ハードウェア/ソフトウェア・ソリューションを提供することで、組み込み電子機器業界の変革を支援しています。同社は、独自のコンセプトを通じて開発ボード、コンパイラ、スマート・ディスプレイ、プログラマ/デバッガ、Clickペリフェラル・ボードなどを提供しています。
MIKROEが提供する主なソリューションには以下のものがあります。
-
Planet Debug:インターネット経由のプログラミング/デバッグ
-
Embedded Wiki™:100万件以上のすぐに利用できるプロジェクト
mikroBUS™、mikroSDK™、SiBrain™、DISCON™はいずれもオープン規格であり、mikroBUSは100社を超える主要マイクロコントローラ・メーカーに採用され、各社の開発ボードに実装されています。
MIKROEの詳細は公式サイトをご覧ください。


コメント