プログラムの目的と対象者
生成AIの急速な進化に伴い、不動産業界では営業資料作成、査定分析、契約・書類作成、集客、顧客対応、管理、経営判断など、多岐にわたる業務でAIの活用が進んでいます。
しかし、「ChatGPTやGeminiを実務で十分に活用できていない」「どの業務にどのAIツールを使えばよいか不明」といった課題を抱える不動産事業者や実務者も存在します。不動産AI大学は、AIを単に「知る」だけでなく、日々の不動産実務で安全かつ効果的に「使いこなす」ことを目的とした、全6回・6か月の実践型プログラムです。
所定の修了要件を満たした受講者には、「GREC認定 不動産AIマイスター資格」が認定されます。AIを適切かつ倫理的に活用し、不動産実務に応用できる知識と実践力の習得を目指します。
AIの不動産業務における活用例と注意点
生成AIは、文章作成や情報整理にとどまらず、不動産業務全体の効率化と提案の質向上に寄与する可能性を秘めています。主な活用例としては、以下が挙げられます。
-
不動産営業資料・提案書の作成
-
物件紹介文や広告文の作成
-
不動産査定情報や市場データの整理・分析
-
不動産契約書類や重要事項説明書の作成補助
-
議事録、報告書、社内文書の作成
-
SNS、メール、マーケティングへの活用
-
管理業務や経営情報の整理
-
定型業務の自動化・効率化
一方で、AIには誤った情報を生成する可能性や、入力情報の管理、著作権、個人情報、最終確認責任など、不動産実務で利用する上で理解すべき注意点も存在します。本講座では、AIの可能性に加え、その限界やリスクも踏まえた上で、不動産実務へ適切に導入するための判断力と活用力を養います。
全6回・6か月のプログラム内容
不動産AI大学では、生成AIの基礎から最新AIツールの活用、そして不動産営業、不動産査定、不動産契約、集客、不動産管理、不動産業経営への導入まで、不動産実務に直結する内容を段階的に学習します。
主な講義テーマは以下の通りです(予定)。
-
第1回 AI概論
-
第2回 最新生成AIツールの実践活用
-
第3回 不動産管理・大家業におけるAI活用事例
-
第4回 AIによる業務自動化・効率化
-
第5回 営業・現場におけるAI活用事例
-
第6回 AI活用ロードマップの策定・総括
講義は麻布十番最寄り会場とZoomによるハイブリッド形式で開催され、アーカイブ配信にも対応するため、全国からの継続的な学習が可能です。
第1回講義「AI概論」の詳細
第1回は、AIを業務で活用するための基礎を習得するキックオフ講座です。テーマは「ただのチャット」から「最強の営業相棒」へ変える第一歩とされています。ChatGPTやGeminiを使った経験はあるものの、業務で十分に活用できていない方を主な対象とし、生成AIと従来型AIの違い、LLMが文章を生成する仕組み、AIツールの分類などを整理します。
また、生成AIの代表的な課題であるハルシネーションへの対策や、RAG、データ整備、情報管理など、AIをビジネスで安全に活用するために必要な基礎知識を学びます。
【総合監修・第1回講師】
田村 政則 氏
Google、Microsoft、AdobeなどのIT企業で30年以上にわたりAI、クラウド、データ活用、プロダクト開発などに従事。現在はAgent Connect株式会社 取締役 Chief Product Officerとして、不動産DX・AIプロダクトの開発を推進しています。不動産AI大学では総合監修を務め、AIの最新動向や不動産業界での実務活用などをカリキュラムに反映しています。
【第1回特別ゲスト】
永岡 陽太 氏 株式会社リブ・コンサルティング 不動産セクター パートナー
慶應義塾大学卒業後、大手不動産デベロッパーを経て、2020年より株式会社リブ・コンサルティングに参画。現在は不動産セクターのパートナーとして、不動産・建設業界を中心に、まちづくり、事業開発、DX推進をテーマとしたコンサルティングに従事しています。第1回後半では、AI時代に不動産会社や不動産業務がどのように変化していくのか、不動産DXの視点を交えて講義が行われる予定です。
第2回以降も、不動産業界やAI・DX分野で活動する専門家がゲスト講師として順次登壇し、生成AIの基本操作にとどまらず、営業、管理、業務自動化、経営など、不動産の現場で実際に活用されている事例やノウハウを取り入れた実務に役立つプログラムとして展開される予定です。
GREC認定「不動産AIマイスター資格」を認定
不動産AI大学では、AIを実務で活用し、不動産業務の生産性向上や新たな価値の創出に取り組める人材を育成します。全6回の講義受講、課題提出、修了確認など、所定の要件を満たした受講者に対し、『GREC認定 不動産AIマイスター資格』が認定されます。
本資格では、主に次の能力の習得を目指します。
-
AI・生成AIの基礎と特性を理解する力
-
不動産実務にAIを適切に活用する力
-
AIの限界やリスクを理解し、最終判断を人が行う力
-
情報管理や倫理に配慮してAIを利用する力
-
業務改善や新たな顧客価値の創出につなげる力
この資格は、国際不動産カレッジが独自に認定する民間資格であり、単にAIツールを操作できるだけでなく、不動産業務の目的や顧客利益を踏まえ、適切にAIを使える人材であることを重視します。
開催概要
-
講座名: 不動産AI大学(Real Estate AI Academy)
-
開講日: 2026年7月22日(水)
-
開催時間: 19時15分~20時50分(最大21時まで)
-
開催形式: 麻布会場・Zoomオンライン同時開催、アーカイブ受講対応
-
受講期間: 全6回・6か月
-
対象者: 不動産会社経営者、売買・賃貸仲介担当者、不動産管理会社担当者、独立系不動産エージェント、不動産投資家、AI・DXに関心のある不動産実務者など
-
認定資格: GREC認定 不動産AIマイスター資格(所定の修了要件を満たした方に認定)
関連プログラム「不動産エージェント大学」も開講中
国際不動産カレッジでは、2026年7月7日に「不動産エージェント大学」も開講しています。これは、これからの時代に求められる総合的な不動産プロフェッショナルを育成するための、全12回・1年間の継続教育プログラムです。
不動産AI大学と不動産エージェント大学を合わせて受講することで、以下のような能力をバランスよく身につけることができます。
-
顧客から信頼される営業力・提案力
-
不動産調査、査定、契約などの実務力
-
AIを活用した業務効率化・情報整理力
-
DXや新しい技術に対応する力
-
国際不動産や外国人顧客への対応力
-
不動産プロフェッショナルとしての倫理観
-
講師や受講者との継続的な人脈形成
AIを使う力だけでなく、人にしかできない信頼構築力や専門的な不動産実務力を併せて学ぶことで、より専門性の高い不動産営業職・不動産プロフェッショナルとしてのスキル向上を目指すことができます。また、会場やオンラインでの継続的な受講を通じて、全国の不動産事業者、講師、専門家との交流や人脈形成につながることも、両講座の特徴です。
国際不動産カレッジ(GREC)について
国際不動産カレッジ(Global Real Estate College:GREC)は、2010年の設立以来、不動産業界における継続教育をテーマに、国際資格講座、不動産英語、海外不動産、国内外の視察、DX・AI教育、各種セミナーや交流会など、幅広い教育活動を展開しています。
不動産を取り巻く法律、市場、顧客ニーズ、国際化、テクノロジーが変化し続ける中で、資格取得だけで終わらず、継続して学び、実務を更新し続ける環境づくりを重視しています。2026年には、「不動産エージェント大学」と「不動産AI大学」を新たに開講し、実務力、人間力、国際対応力、AI活用力を兼ね備えた、次世代の不動産プロフェッショナル育成を推進しています。
受講申込・お問い合わせ
不動産AI大学および不動産エージェント大学への受講を希望する場合、または質問・相談がある場合は、以下のフォームより申し込み・問い合わせが可能です。
不動産エージェント大学については、第1回講義をアーカイブで受講することで、第2回となる2026年8月5日(水)からの参加も可能です。


コメント