株式会社ripla、AI駆動開発フレームワーク「GoDD」の共通データ基盤「GoDD DB」をリリース

開発ツール

GoDD DBの概要

GoDD DBは、システム開発における業務情報、システム情報、要件・仕様、画面・帳票、ソースコード、データ、挙動・ログ、変更履歴などを統合的に蓄積する基盤です。蓄積された情報はAIが開発に活用できる知識へ変換され、「GoDD Analyze」「GoDD Notes」「GoDD Design」「GoDD Dev」「GoDD Test」「GoDD Security」「GoDD Maintenance」といったGoDDシリーズの各ツールが共通基盤として利用します。

これにより、開発工程が変わるごとにシステムを一から理解し直す必要がなくなり、一貫した情報に基づいたAI主導の開発が可能になります。また、開発を通じて得られた新たな知見がGoDD DBへ継続的に反映されることで、開発を行うほど知識が蓄積・改善され、その後の開発品質とスピードが向上する仕組みを構築します。

GoDD DBの構成

GoDD DBは、「データレイヤー」と「ナレッジレイヤー」の2つの層で構成されています。

GoDD DBの構成

データレイヤー

顧客企業のシステムや業務を理解するために必要な一次情報が集約されます。主な対象は以下の通りです。

  • 業務情報

  • システム情報

  • 要件・仕様

  • 画面・帳票

  • ソースコード

  • データ

  • 挙動・ログ

  • 変更履歴

これらの情報はシステムの現状を正確に把握するための基礎として蓄積され、GoDDシリーズを利用して作成・更新された情報も継続的に反映されます。

ナレッジレイヤー

データレイヤーに蓄積された情報をもとに、AIが開発に活用しやすい知識へと整理・構造化されます。主に以下の情報が管理されます。

  • ビジネスルール

  • 業務構造

  • 設計原則

  • システム構造

  • 機能構造

  • データ意味

  • 影響範囲

  • オントロジー

個別の仕様だけでなく、その仕様がどの業務ルールに基づき、どの機能・画面・データ・ソースコードと関連しているのかまで構造化されます。これにより、AIは断片的な情報検索に留まらず、業務・システム・機能・データの関係性や背景を踏まえた開発判断が可能になります。

GoDD DBの主な特徴

  1. 開発情報を一つのデータ基盤へ集約
    従来のシステム開発で分散しがちだった業務要件、仕様、実装内容、システム状態などの情報をGoDD DBが一つのデータ基盤へ集約し、開発工程を横断して参照可能な状態を構築します。

  2. 情報を蓄積するだけでなく、AIが活用できる知識へ変換
    蓄積された情報をAIが解析し、業務構造、システム構造、機能間の関係性、変更時の影響範囲などを構造化します。これにより、AIは「何が書かれているか」だけでなく、「なぜそうなっているのか」「どこと関係しているのか」まで理解できる状態を目指します。

  3. ナレッジレイヤーを継続的に改善
    GoDDを利用した開発で得られた新たな知見(設計パターン、不具合の原因、影響範囲の判断方法など)をもとに、ナレッジレイヤーを継続的に改善します。開発を行うほどGoDD自体の開発品質が高まっていく仕組みを構築します。

開発背景:AI駆動開発で重要になる「システムを理解するための知識」

AI駆動開発における情報基盤の重要性

生成AIの進化によりソースコード生成のスピードは向上していますが、企業が利用する業務システムや基幹システムを開発するには、単にコードを書くだけでは不十分です。「どのような業務で利用されるのか」「なぜその仕様なのか」「どのシステムやデータとつながっているのか」「変更するとどこへ影響するのか」といった、企業固有の業務やシステムに対する深い理解が不可欠です。

しかし、長期間運用されているシステムでは、仕様書と実システムとの乖離、情報の分散、過去の設計意図の欠落、特定の担当者への知識の属人化、変更時の影響範囲把握の困難さなどの課題が発生します。AIによる実装能力が高まるほど、AIに「何を作るべきか」「現在のシステムがどのような構造になっているか」を正確に理解させるための情報基盤が重要になります。

riplaは、AI駆動開発を単なるコード生成の効率化に留めず、開発に必要な情報や知見そのものを蓄積・構造化する基盤として「GoDD DB」を構築しました。

GoDDシリーズでの活用

GoDDシリーズでのGoDD DB活用

GoDDシリーズでは、GoDD DBに開発に関する情報や知見を蓄積し、各工程から共通して参照・活用します。例えば、GoDD Analyzeで解析された既存システムの仕様や構造はGoDD DBへ蓄積され、その情報がGoDD Notesでの仕様整理、GoDD Designでのデザイン作成、GoDD Devでの実装、GoDD Testでのテスト、GoDD Maintenanceでの保守・改修へと引き継がれます。各工程で新たに作成・更新された情報もGoDD DBへ反映されます。

これにより、既存システムの理解から、仕様整理、デザイン作成、開発、テスト、保守・改修、そして新たな情報・知見の蓄積までの一連の開発プロセスが、同じ知識基盤の上で連携されます。工程ごとに人やAIがシステムを理解し直す必要がなくなり、開発ライフサイクル全体で共通のシステム理解を共有することで、開発品質とスピードの継続的な向上に貢献します。

GoDD DBが適している企業

GoDD DBが適している企業の特徴

GoDD DBを活用した開発は、特に以下のような企業に適しています。

  • 複雑な業務システムや基幹システムを保有している企業

  • 仕様書やドキュメントが複数の場所に分散している企業

  • 仕様書と実際のシステムに乖離が発生している企業

  • システムの仕様や設計意図が特定の担当者に属人化している企業

  • 既存システムの改修時に、影響範囲の把握に時間がかかっている企業

  • 長期的に継続してシステムの開発・改修を行っている企業

  • AIを活用して、要件整理から開発・テスト・保守まで一貫して効率化したい企業

  • AIによる開発スピードだけでなく、品質や保守性も同時に高めたい企業

今後の展望

riplaは今後、GoDD DBをGoDDシリーズ全体の共通知識基盤としてさらに拡張する予定です。これまでのシステム開発で発生しがちだった情報分断の課題に対し、GoDDでは開発ライフサイクル全体で共通のデータ・ナレッジ基盤を持つことで、AIが継続的にシステムを理解し続けられる状態を構築します。複数の開発を通じて得られた知見をナレッジレイヤーへ継続的に蓄積・改善することで、個々のエンジニアの経験だけでなく、開発組織全体に知識が蓄積され続ける仕組みを目指します。今後もGoDDシリーズおよびGoDD DBの開発を進め、システム開発のライフサイクル全体をAI主導へ再設計し、開発品質と生産性を継続的に高める開発基盤の構築を進めてまいります。

お問い合わせ

GoDDおよびGoDD DBにご興味をお持ちの方は、以下よりお問い合わせください。

会社概要

株式会社riplaは、AI時代のオーダーメイド型システム開発を提供する開発会社です。独自のAI駆動開発フレームワーク「GoDD」を活用し、企業ごとの顧客体験や業務要件に合わせたシステムを、AI主導で高速かつ高品質に開発します。

  • 会社名:株式会社ripla

  • 所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号 桑野ビル2階

  • 設立日:2022年11月2日

  • 代表取締役:張田谷 凌央

  • URL:https://ripla.co.jp

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