REFLAME、SalesforceのAIエージェントとデータ基盤を活用し採用支援業務を効率化

開発ツール

導入背景と課題

人材紹介・採用支援事業を展開するREFLAMEでは、キャリアアドバイザー(CA)個人のスキルや経験に依存する提案品質のばらつきが課題となっていました。また、ハイパフォーマーが持つ暗黙知の共有メカニズムが不足しており、経験の浅いCAの育成に多くのリソースを要していました。さらに、豊富な社内情報が蓄積されているにもかかわらず、AI活用を支えるデータ基盤が未整備であることが課題として認識されていました。

Salesforce製品の選定と導入理由

REFLAMEは、2022年にAgentforce Service、2025年にAgentforce SalesおよびAccount Engagementを導入していました。さらなる業務工数削減とAIエージェント活用を目指し、Salesforceを軸としたシステム全体の再構成を決定し、Agentforceを導入しました。人材業界特有の豊富なデータを最大限に活用し、AIエージェントの出力精度を高めるため、Data 360も導入されています。

セキュリティとガバナンス確保のため、Salesforce製品に備わるTrust Layerにも着目し、安全性と信頼性を確保しました。加えて、社内で定着していたSlackとSalesforceを連携させることで、現場のメンバーが慣れたインターフェースからAIやデータにアクセスできる環境を構築しています。これにはSlackbotが活用されています。

活用範囲と具体的な機能

Agentforceは、求人と求職者のマッチング自動化、商談ログなどの非構造化データからの項目自動マッピングに活用されています。新人CA向けには、24時間フィードバックを提供する「AIマネージャー」機能が提供されています。

ハイパフォーマーの思考プロセスはスキルとして整備され、Slack上でアカウントプランニングの提案を受け取れる仕組みが構築されました。営業リーダー層はSalesforce本体を開くことなくSlackを通じて提案内容を確認・修正できるようになり、非エンジニアのメンバーでもAI活用のPDCAサイクルを回せる体制が整っています。

さらに、Salesforceのプラットフォームからフロントエンドを分離して構成できるHeadless 360アーキテクチャを導入し、Salesforce内の正確なデータを基盤として、社外向け学習サイトや社内向けポータルなど、業務内容に最適化されたUIを自社で開発しています。開発においては、AIを活用したアプリ開発を支援する「Agentforce Vibes」を活用し、外部の生成AIツールで作成したコードとSalesforce実環境との差分を検知し、自動で環境に適合させる機能を通じて、Salesforceのアーキテクチャとガバナンスに沿った開発を進めました。

導入効果

これらの取り組みにより、面談決定率は10%向上し、求人検索にかかる業務工数は67%削減されました。また、Headless 360アーキテクチャとSalesforce内のAIを活用することで、これまで外部の有料日程調整ツールに依存していた機能をSalesforce上で自社開発し、外部SaaSへの依存を低減。Salesforceプラットフォームへの投資を集約することで、TCO(総所有コスト)の圧縮を実現しています。

非エンジニアのチームリーダー自身がSlack上でAgentforceの提案内容を確認・修正できるようになったことで、現場でのPDCAサイクルが加速しました。組織全体にAI活用文化が浸透し、REFLAMEは大規模な採用計画を掲げるまでに事業を成長させています。

今後の展望

REFLAMEは今後、CAの商談ログを体系的にデータベース化し、ナレッジ収集の自動化を推進する計画です。また、マーケティングデータ収集基盤の整備にも着手し、Agentforce SalesからData 360AgentforceSlackまでを貫く形で、営業活動全体でのSalesforce活用を深化させる方針です。Headless 360アーキテクチャを活用したUI開発も、社内向け・社外向けの両面で領域を広げ、SaaS解約によるコスト最適化を継続的に進めていく考えです。

関係者コメント

株式会社REFLAMEのマーケティング責任者である渡部琢実氏は、「Salesforceのプラットフォーム上でデータとAIエージェント、そしてSlackがつながることで、現場のメンバーが特別なスキルを持たずにAIを活用し、業務改善できる環境が整いました。すべての事業活動がSalesforceに集約され、その情報を基盤としたHeadless 360アーキテクチャの活用により、自社の業務フローや顧客に最適化したUIを自ら構築できるようになったことも大きな変化です」と述べています。

同社の外部CTOである石井良馬氏は、「ハイパフォーマーの知識や経験をスキルとして整備し、Slack上でAgentforceの提案を確認・修正できるようになったことで、現場のPDCAのスピードが大きく上がりました。今後もSalesforceのプラットフォームを軸に、データとAI活用の幅を広げていきたいと考えています」とコメントしています。

株式会社セールスフォース・ジャパンの専務執行役員 コマーシャル営業統括である安田大佑氏は、「REFLAME様は、AgentforceData 360Agentforce SalesSlackを一体で活用しながら、Headless 360アーキテクチャとAgentforce Vibesによる自社開発にも積極的に取り組まれており、Salesforceのプラットフォームを最大限に活用いただいている好例です。今後もREFLAME様の事業成長とAI活用の深化を支援してまいります」と語っています。

Salesforceに関する詳細は、salesforce.com/jpをご覧ください。日本向けの最新情報は、salesforce.com/jp/news/にて確認できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました