AIで運用システムの仕様ドキュメントを継続更新、保守運用を自動化する「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」提供開始

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「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」提供開始の背景

国内IT市場では、2030年に最大約79万人のIT人材が不足すると予測されており、特に2025年から2030年にかけて長年システムの保守・運用を支えてきたベテラン世代の退職がピークを迎える時期にあたるため、ナレッジ承継の断絶が懸念されています(※)。多くのシステムでは設計書をはじめとする関連ドキュメントが十分に更新・管理されないまま、保守運用が特定個人の知見に依存している現状があり、運用体制の弱体化が企業の事業継続における深刻な課題となっています。

現在、企業のIT予算の大部分は既存システムの維持・保守といった「守りのITコスト」に充てられており、DX推進や新規サービス開発といった「攻めのIT投資」へ十分なリソースを転換することが困難です。こうした課題に対し、運用保守業務の多くがAIによる置き換えが可能な定型業務で占められていることから、「AIによるシステムの自動運用(AIOps)」への期待が高まっています。しかし、AIOpsを実現するには、ブラックボックス化したシステムの仕様を正しく把握し、AIが判断を下すための「情報の基盤」となるドキュメント整備が不可欠です。

(※)経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書」(2019年3月): https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf

「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」の特長

SHIFTは、独自のAI解析技術とシステム運用の標準化ノウハウを組み合わせ、AIによるシステムの仕様可視化・仕様ドキュメントの継続的更新と、それらに基づくAIOpsによる保守運用の自動化を通じて、企業のITコスト構造の抜本的な変革を目指し、「SHIFT DQS for メンテナンスサポート」の提供を開始しました。

独自のAI解析技術によるシステム可視化と技術的負債の解消

本ソリューションは、独自のAI解析技術を用い、ブラックボックス化したシステムを「見える資産」へと変革します。ソースコードから内部仕様・外部仕様を網羅した46種類のドキュメントを自動生成することで、属人化を排し、組織的な運用体制の確立を支援するとともに、システム改修の影響調査期間を大幅に短縮し、システムのリリース・変更対応の速度を改善します。

さらに、デプロイのたびにAIが自動でシステムを解析・可視化し、ドキュメントを常に最新の状態に保つ「継続的可視化サイクル」を構築することで、システムの陳腐化や再ブラックボックス化を防止し、その資産価値を維持します。

ソフトウェア開発におけるドキュメントの最新化プロセス

AIOpsによる保守運用の自動化と「攻めのIT投資」への転換

可視化結果に基づき、AIが一次対応や予兆検知を担う「次世代SRE運用」を実現し、保守運用業務の自動化と標準化を推進します。これにより、定常業務にかかる工数を削減し、「守りのITコスト」の最適化を図ります。創出されたリソースはDX推進やシステム改善といった「攻めのIT投資」へ再配分され、IT投資全体のROI向上に貢献します。

段階的な導入モデルによる着実な成果創出

本サービスは、導入の長期化や不確実性を抑制するため、段階的なアプローチで提供されます。

  • STEP0 可視化無料トライアル: ソースコードの一部を解析し、設計書・依存関係マップのサンプルが提供されます。成果物は顧客資産として活用可能です。

  • STEP1 システム全体の可視化: 対象システム全体の構造をAIによって可視化し、ブラックボックスを解消します。可視化結果に基づき、業務移管・変革に向けた準備を進めます。

  • STEP2 保守運用の標準化・自動化: SHIFTが保守運用業務を担いながら、AIOpsの手法を用いて業務の標準化と定常業務の自動化を推進します。

  • STEP3 次世代SRE運用の実現: AIが障害発生時の一次対応や予兆検知を担う自律運用体制を構築します。これにより、保守運用業務をコストセンターから、事業成長を支える基盤へと進化させます。

AIモダナイゼーションサービスについて

SHIFTのAIモダナイゼーションサービスは、SHIFTが独自に開発した高品質なシステム開発を支えるフレームワーク「SHIFT DQS(Development Quality Standard)」とAIを活用し、システムの可視化、戦略策定、開発、運用・保守の各プロセスを支援することで、既存システムの資産価値向上および新規システム開発における生産性・付加価値の向上を実現します。

AIとDQSを活用したシステム開発・保守の4段階プロセス

主要ソリューションは以下の通りです。

  • リバースエンジニアリング

    • SHIFT DQS for リバースエンジニアリング:システムの内部仕様・外部仕様をAIで可視化し、ドキュメントを生成します。対応言語はVB.NET、COBOL、PHP、Java、Accessです。

    • SHIFT DQS Insight Studio:SHIFT DQS for リバースエンジニアリングでの可視化結果や生成したドキュメントを一元管理できるダッシュボードです。

  • フォワードエンジニアリング

    • SHIFT DQS for Application:AI駆動開発による高品質・高生産性を実現したアプリケーション開発です。フロントエンドはReact(Flutterに近日対応予定)、バックエンドはNestJSに対応しています。

    • SHIFT DQS for Cloud:セキュアで高品質なAI駆動開発を支えるクラウド基盤です。対応プラットフォームはAWS、対応予定プラットフォームはAzure、Google Cloudです。

関連リンク

株式会社SHIFTについて

株式会社SHIFTは、金融機関などのエンタープライズ領域における基幹システムから、ECサイト、スマートフォン向けのアプリ・ゲーム検証まで幅広い分野のお客様に対するソフトウェアの品質保証・テストサービスで事業基盤を築き、成長を続けています。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ビジネスの構築からシステムの企画、開発、運用、セキュリティやマーケティング領域、さらにはDX推進まで、ITにまつわるあらゆるビジネス課題の解決を支援しています。

設立は2005年9月、本社は東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワーに位置し、代表取締役社長は丹下 大です。

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