開発の背景
教育現場では、探究学習の最終評価として成果発表が行われることが多くあります。この評価では、着眼点、探究手法、情報整理、スライド内容、発表所作など多岐にわたる項目を評価する必要があり、客観性を担保するための複数人採点には発表立ち会いによる時間確保が課題でした。これにより、大人数の採点・審査における業務負荷や採点基準のばらつきが生じていました。

これらの課題に対し、教育現場からの改善要望を受けて今回の機能開発に至りました。文字起こしやスライドデータではなく動画自体を直接評価する機能により、探究学習の成果発表だけでなく、面接練習やプレゼン練習の評価、教員の授業風景の評価など、幅広い活用が期待されます。また、詳細な評価指標・評価基準を個別に設定できるため、教育現場だけでなく企業におけるAIによる定性評価の実現にも寄与すると考えられます。
AI.R-Scorer新機能の特徴:動画読み取りを用いた採点機能
「AI.R-Scorer」に追加された動画採点機能は、これまでの採点基準や運用フローを維持しつつ、動画を評価対象とします。この機能は、2024年リリースのver.2.0および2026年2月リリースの採用選考向け(ver.3.0)の導入先から寄せられたニーズに基づき、評価・採点業務の実務的課題解決に重点を置いて開発されました。文字情報やスライドデータによる定量評価に加え、動画自体を直接評価することで、定性評価における採点基準の一貫性と公平性を支援します。
【AI.R-Scorer 動画採点機能の主な特徴】
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スライド内容だけでなく、発表/発言所作(声のトーンや身振り手振りなど)も評価対象とします。
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動画は最適なサイズに自動圧縮されてからアップロードされ、採点に移行します。
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動画の一括選択で、対象者別に自動分割する機能が備わっています。
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詳細な評価指標・評価基準を個別に設定可能です。
【動画採点実例】
嚥下障害のある方と健常者の方の境をなくすことを目的とした「カムカムプロジェクト」に関する発表動画が採点されました。約3年間の活動背景から成果、今後の展望までが一貫して語られており、スライド構成や論理性に加え、発表時の表現力も含めて総合的に89点と評価されました。

システム利用の流れ
- 試験枠の作成: 年度や試験区分(例:2026年度/探究学習成果発表)、試験会場などの情報を入力し、試験用の枠を作成します。
- 動画データの選択: PC上で評価したい動画データを一括で最大5件まで選択します。
- 最適サイズへ自動圧縮後、アップロード: 正確な評価ができる動画の解像度と高速処理できる容量の最適なバランスを判断し、自動圧縮を行ってから動画がアップロードされます。
- 一括採点の実行: アップロードされた動画を一覧で確認し、対象を選択して一括採点を行います。
- 採点結果の確認・判定: AIによる採点結果をもとに、点数や評価区分などの判定を確認し、試験員が最終判定を行います。
共同開発者および開発担当者のコメント
新渡戸文化中学校・高等学校の現役教員である中村氏は、生成AIが活用される時代において、プレゼンなどで「自分の言葉で伝える力」がこれまで以上に問われると述べています。AI.R-Scorerの動画採点機能は、生徒のプレゼンや面接の様子を客観的に採点し、教員が生徒自身が持つ言葉を引き出すことに集中できるようになった点を評価しています。

株式会社レベルエンター代表取締役の山本大氏は、AI.R-Scorerの開発ポリシーが「人が繰り返し能力を高めることができる仕組み」の構築にあると説明しています。今回の動画評価機能追加により、これまでの文章中心の評価に加え、話し方・動きといった「相手に伝える」ための行動そのものも採点対象となり、客観的に自己の状態を把握し改善を重ねていける環境が大きく広がったと述べています。

関連リンク
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小論文・志望理由書向け「AI.R-Scorer(エアスコアラー)」:https://lp.ai-r-scorer.com/
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採用選考・入試向け「AI.R-Scorer select(エアスコアラーセレクト)」:https://select.ai-r-scorer.com/
会社情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会 社 名 | 株式会社レベルエンター |
| 所 在 地 | 東京都港区芝5-32-12 シャーメゾンステージ田町3F |
| 代 表 者 | 山本 大 |
| 設 立 | 2015年7月14日 |
| U R L | https://levelenter.com/ |
| 事 業 内 容 | ITおよびプログラミング教育、ソフトウェア開発請負、ソフトウェアサービス企画・制作・販売 |



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