背景
近年、AIエージェントの進化により、企業におけるAI活用領域は拡大しています。しかし、業務データや顧客情報などの重要データをAIで活用する際には、ガバナンスやセキュリティ上の懸念から、外部クラウドサービスの利用に慎重な企業も少なくありません。プライベートクラウドやオンプレミスでのAI活用も進められていますが、AI基盤の構築・運用やセキュリティ対策は企業にとって大きな負担となっています。
NTTドコモビジネスとエクサウィザーズは、これらの課題に対応するため、エクサウィザーズのAIエージェント開発・運用プラットフォーム「exaBase Studio」と、NTTドコモビジネスの「AI-Centric ICTプラットフォーム®」構想に基づく閉域ネットワーク、データセンター、GPU基盤、インフラ運用の知見を組み合わせ、「クローズドAIエージェント」を共同開発しました。これにより、企業の重要データを安全に活用しながらAIを業務に組み込める環境が実現します。
本環境の概要と特長
「クローズドAIエージェント」の概要と特長は以下の通りです。
1. お客さま専用のセキュアな実行環境
お客さま専用に構築された環境を閉域ネットワーク経由で利用できます。設計図面や契約情報などの機微データを活用するAIエージェントを安全に利用し、データを外部に持ち出すことなく、専有GPUとKubernetesアーキテクチャにより、安定した処理性能と高いセキュリティを両立します。
2. 業界・業務特化型AIエージェントを実現する開発環境
「exaBase Studio」が提供するAIエージェントテンプレートや、NTTドコモビジネスが提供する業界・業務特化型AIエージェントを活用することで、業務プロセスに組み込める品質のAIエージェントを効率的に開発できます。
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exaBase Studio: https://exawizards.com/exabase/studio/
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NTTドコモビジネスが提供する業界・業務特化型AIエージェントに関する情報: https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0619.html
3. 国産大規模言語モデル・オンプレミス対応によるソブリンAI対応環境
NTT株式会社が開発した大規模言語モデル「tsuzumi 2」やオープンソースLLMをお客さま専用環境で実行可能です。業務データやプロンプトが外部のAIサービスへ送信されることはありません。オンプレミス版では、ハードウェアからLLM、AIエージェントまでを国内かつ自社環境内で完結して運用できるため、データやAI基盤の主権を確保したソブリンAI対応環境を提供します。
- tsuzumiに関する情報: https://www.rd.ntt/research/LLM_tsuzumi.html
4. インフラ運用・保守はNTTドコモビジネスが提供
専用環境の構築から運用、保守、セキュリティ管理までをNTTドコモビジネスが担うため、お客さまはクラウドやAI基盤の運用体制を自社で構築することなく、AIエージェントの導入・活用に専念できます。

提供開始日
2026年8月17日
提供方法
NTTドコモビジネスが、プライベートクラウド版およびオンプレミス版として提供します。
お申し込み方法
NTTドコモビジネス営業担当までお問い合わせください。
今後の展開
両社は、業界・業務特化型AIエージェントのラインアップ拡充を進めるとともに、プロンプトインジェクション対策などAIエージェント特有の脅威への対応や、企業のAI活用を統制するガバナンス機能の強化を推進します。
また、NTTドコモビジネスは、AIの安全性・信頼性の向上を目的として、AIセキュリティ、AIガバナンス、データ主権の確保などに関する取り組みを強化しています。「AIエージェント属性情報レジストリ(仮称)」や、秘密計算技術を活用した「析秘MPC」などの取り組みと連携しながら、企業が安心してAIを活用できる環境の構築を推進していきます。

関連情報:
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AI-Centric ICTプラットフォーム®: https://www.ntt.com/business/lp/aicentricictpf.html
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AIエージェント属性情報レジストリ(仮称)に関する情報: https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2026/0512.html
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析秘MPCに関する情報: https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2026/0624.html


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