AIエージェントチーム運用基盤「Kachilu」がクローズドβ公開
Kachilu株式会社は、AIエージェントのチーム運用を可能にするプラットフォーム「Kachilu(カチル)」のクローズドβ版を公開しました。
これまでAIエージェントの活用には、専用マシンの用意、サーバー構築、環境設定、セキュリティ設計など、多岐にわたる技術的準備が必要とされていました。Kachiluはこれらの準備を不要にし、セットアップなし・サーバーなしでAIエージェントをチームで利用できるセキュアな環境を提供します。
現在、OpenAI Codexを利用したAIエージェント実行環境に対応しており、今後はOpenClawやClaude Codeなど複数のAIエージェント環境への対応が予定されています。
AIエージェント導入の課題

生成AIやAIエージェントの普及が進む一方で、多くのケースで個人ツールとしての利用に留まっているのが現状です。現在のAIエージェント環境では、個人のローカル環境や個別のセットアップで利用されることが多く、チームでの活用には以下のような多くの課題が存在します。
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サーバー構築
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セキュリティ設計
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実行環境管理
これらの準備には専門的な知識が必要なため、多くの企業でAIエージェントをチームで活用することが困難でした。また、個人が作成したスキルや自動化タスクをチームで共有する仕組みが不足しているため、AI活用のノウハウが組織内に蓄積されにくいという課題もあります。さらに、AIの利用状況やワークフローの実行状況をチームとして把握することも難しく、管理や監査の観点でも課題が残っていました。結果として、AIエージェントは「個人の実験ツール」に留まるケースが多く見られます。
Kachiluとは

Kachiluは、AIエージェントをチームで運用するためのプラットフォームです。従来必要だったサーバー構築や環境セットアップを不要にし、チームでAIエージェントをすぐに利用できる環境を提供します。スキルやタスクの管理共有、複数インスタンス管理、チームメンバーの監査ログ機能により、チームでのAIエージェント運用をより強固なものにします。
現在はOpenAI Codexに対応しており、今後はClaudeCodeやOpenClawなど複数のAIエージェント環境への対応が予定されています。
Kachiluの3つの特徴
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セットアップなし・サーバーなし: AIエージェント利用のための環境構築が不要で、ブラウザからすぐに利用を開始できます。
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チームでAIエージェント運用: スキルやタスクをチームで共有し、AIエージェントを組織として活用できます。
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セキュアな環境: エンタープライズでの運用に耐えうる高度なセキュリティ設計が施されています。
主な機能
チャットUI / ターミナルUI


KachiluではAIエージェント「Codex」をチャットUIおよびターミナルUIの両方から利用できます。開発者向けにはCodexターミナルUIからの操作にも対応しており、CLIによるAIエージェント操作、コード開発、自動化スクリプトの実行など、高度な開発用途にも対応します。非エンジニアはチャットUI、エンジニアはターミナルUIといった形で、チーム全体でAIエージェントを活用可能です。
インスタンス管理

チームで利用するAIエージェント実行環境(インスタンス)の起動状況を管理できます。管理者は各インスタンスにアクセスし、作業状況の確認や操作を行うことが可能です。
スキル管理・共有

個人が作成したAIエージェントのスキルをチームで管理・共有できます。作成されたスキルは一覧として可視化され、整理された状態で管理されます。これにより、AIスキル資産の整理、ノウハウ共有、再利用可能なワークフロー構築が可能になります。
タスク管理・共有

定期実行(Cron)などで設定したタスクをチーム全体で管理・共有できます。作成されたタスクは一覧として可視化され、整理された形で管理されます。これにより、どのタスクが自動実行されているか、どの業務がAIで自動化されているかといったAI運用の状況を把握できます。
環境変数管理

APIキーなどの設定情報を安全に管理できます。AIエージェント運用に必要な設定をチーム全体で安全に共有可能です。
ログ(監査ログ)

Kachiluではチームメンバーの操作履歴をログとして記録できます。例えば、スキルの作成、タスク(定期実行)の作成、インスタンス操作、AIエージェントの実行などの操作履歴が記録されます。これにより、AI活用状況の可視化、チームメンバーの利用状況の把握、セキュリティ監査などに活用できます。
ライブブラウザ

AIエージェントが実際にブラウザ操作を行っている様子をリアルタイムで確認できます。実行状況の監視やデバッグ、作業内容の可視化が可能です。
セキュリティ
KachiluではAIエージェントの安全な運用を実現するため、セキュリティ設計にも重点を置いています。エンタープライズ要件にも耐えうる仕様となっており、現在SOC2(Service Organization Control Type 2)の取得準備中です。
主なセキュリティ機能は以下の通りです。
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JWT verification
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Short-lived tokens
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Secret broker
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Workload identity federation
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Zero-trust architecture
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Secure secret management
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Access control
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Execution isolation
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Audit logging
利用プラン

Kachiluでは、利用規模に応じた複数のプランを提供しています。
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Free(無料): 1つのエージェント実行環境と基本的な自動実行機能が利用できます。
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Solo($19 / 月): 個人ユーザー向け。PCを閉じていてもAIエージェントを継続実行でき、より多くの自動実行時間が利用可能です。
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Team($129 / 月): チームでAIエージェントを運用するためのプラン。複数メンバーでの利用、スキル共有、タスク共有、権限管理など、チーム運用に必要な機能が提供されます。
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Business($349 / 月): 大規模なチーム向け。監査ログや優先サポートなど、運用管理に必要な機能が提供されます。
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Enterprise(要問い合わせ): 大規模組織向けのカスタムプラン。SSO、専用インフラ、SLAなど企業向け機能に対応します。
クローズドβについて
Kachiluでは現在、先着100チーム限定でクローズドβユーザーを募集しています。β参加チームには以下の特典が提供されます。
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Kachiluへの早期アクセス
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プロダクト開発へのフィードバック機会
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Team Planの1ヶ月無料利用
クローズドβへの参加登録は以下のリンクから可能です。
関連情報
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Kachilu公式サイト: https://www.kachilu.com
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Kachilu株式会社ホームページ: https://corp.kachilu.com/


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