プロジェクト開始の背景
東北電力フロンティアでは、Web経由での電気契約申込み受付を通じて顧客利便性の向上に継続的に取り組んできました。多様化する顧客ニーズに対応するため、申込み手続きをさらに簡便かつ迅速に行える仕組みが求められていました。特に、引っ越しシーズンなど申込みが集中する時期において、スムーズな手続き導線を提供することが課題でした。
こうした背景から、電気契約の申込み時に会員登録を必須とせず、申込み完了後に会員登録を行う新たな申込みフォームの構築が計画されました。本プロジェクトでは、SHIFT DQSに基づく高品質かつ迅速なAI駆動開発手法が評価され、株式会社SHIFTがパートナーとして選定されました。
プロジェクト概要とSHIFT DQSの活用
本プロジェクトでは、電気契約の新規契約時に会員登録を必須とせず、申込み完了後に会員登録を行う新たな申込みフォームシステムが、SHIFT DQSに基づくAI駆動開発によって新規構築されました。2025年9月にプロジェクトが開始され、2026年2月より本番運用が開始されています。

SHIFT DQSは、株式会社SHIFTが独自に開発した、高品質なシステムを開発するためのフレームワークです。再利用可能な設計書とソースコードからなるボイラープレート、アプリケーションの設計・開発を支援するツールやプロセスから構成されており、技術的に陳腐化しにくい、モダンかつクラウドネイティブなシステムの開発を可能にします。

プロジェクトの効果
開発生産性の向上と短期間でのシステム構築
SHIFT DQSに基づくAI駆動開発により、設計から開発までのプロセスが高速化され、セキュリティと品質を確保しながら、5ヶ月という短期間で新システムが構築されました。従来型の開発手法と比較して、開発生産性は40%向上しました。
顧客体験の大幅な向上と業務効率化
電気契約申込み時に会員登録を必須としない要件に対応するとともに、SHIFT DQSで定義されたデザインシステムに基づく直感的でわかりやすいUI/UXが実装されました。これにより、申込み手続きの簡略化と迅速化が実現し、顧客体験の大幅な向上に貢献しました。
東北電力フロンティア株式会社の担当者からは、AI駆動開発の導入により開発プロセス全体の効率化が図られ、短期間でのリリースが可能になったとのコメントがありました。また、決済サービスをはじめとする外部サービスと連携し、個人情報を扱うシステムでありながら、セキュリティと品質の高いシステムとして構築されたことが評価されています。本フォームの公開後、コンバージョン率は従来の2倍を超える水準となり、新規申込み手続きに関する顧客対応時間も半減するなど、顧客利便性と社内生産性の双方に寄与していることが確認されています。

SHIFT DQSについて

SHIFT DQSは、高品質なシステム開発を実現するための開発フレームワークです。リバースエンジニアリングとフォワードエンジニアリングの機能を提供し、システムの設計・開発を支援します。
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リバースエンジニアリング
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SHIFT DQS for リバースエンジニアリング:システムの内部仕様・外部仕様をAIで可視化し、ドキュメントを生成します。
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対応言語:VB.NET、COBOL
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対応予定言語:PHP、Java
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SHIFT DQS Insight Studio:可視化結果や生成ドキュメントを一元管理できるダッシュボードです。
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フォワードエンジニアリング
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SHIFT DQS for Application:AI駆動開発による高品質・高生産性を実現したアプリケーション開発を支援します。
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フロントエンド:React(Flutterに近日対応予定)
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バックエンド:NestJS
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SHIFT DQS for Cloud:セキュアで高品質なAI駆動開発を支えるクラウド基盤を提供します。
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対応プラットフォーム:AWS
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対応予定プラットフォーム:Azure、Google Cloud
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SHIFTのモダナイゼーションサービスに関する詳細は、以下のリンクより確認できます。
株式会社SHIFTについて
株式会社SHIFTは、金融機関の基幹システムからECサイト、スマートフォンアプリ・ゲーム検証まで、幅広い分野でソフトウェアの品質保証・テストサービスを提供し、事業基盤を確立してきました。現在は、「無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目標に、ビジネス構築からシステム企画、開発、運用、セキュリティ、マーケティング、DX推進まで、ITに関する多様なビジネス課題解決を支援しています。


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