背景
イグアスは20年以上にわたりIBM製品のバリュー・ディストリビューターとして活動し、IBMの製品や技術に関する豊富な知識と経験を有しています。過去にはIBM Bobの前身であるwatsonx Code Assistant for iのテクノロジー・プレビューにも参画し、その検証結果がIBMから高く評価されていました。
IBM Bobの技術検証
昨今のエンジニア不足や労働生産性向上といった業界および社会課題に対し、IBM Bobが顧客の開発環境およびプロセスを抜本的に変革できるかを検証するため、イグアスはIBMより先行したテクノロジー・プレビューの依頼を受け、技術検証を実施しました。
IBM Bobは、開発者のパートナーとして要件定義から実装、テスト、デプロイまで、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を効率化・最適化するAIファーストな統合開発環境です。
検証概要
イグアスは、アプリケーション開発の効率化と品質向上を両立する新たな開発アプローチの有効性を検証するため、IBM i環境において以下の2つのプログラミング言語でIBM Bobの技術検証を行いました。
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RPG(IBM i 専用プログラミング言語)
- プログラムの解説、コード生成、他言語への変換の効率性と正確性を検証。
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Python
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MCPサーバー・アプリケーションの新規開発(仕様書生成、コード生成、テストケース生成・実行)。
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IBMのAIエージェント製品であるwatsonx Orchestrateからのメール送受信指示を、開発したアプリケーションが実行したかの確認。
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検証結果と考察
自然言語による指示から仕様書生成、コード生成、テストケース生成と実施までの各工程を検証した結果、高精度かつ短時間での要件指示や仕様書作成、手戻りのないコード自動生成が実現しました。これにより、アプリケーション開発全体で開発工数を約38%削減できることが示されました。
特に、仕様書生成の過程では、IBM Bobの活用により検討ポイントが明確化され、人為的な見落としが解消されることで、効率化と正確性の向上が確認されました。また、コード生成前に要件や仕様を整理・確立するプロセスに優位性があるため、要件定義の品質向上に繋がり、ビジネス・アプリケーションの開発に適していると判断されています。
さらに、IBM Bobがイグアス独自の開発ルールを自動で認識・学習し、それに従ったコード生成を行えることも確認されました。これは開発効率の改善に加え、エンジニア個人の経験値に依存しないアプリケーション開発の標準化を実現する可能性を示しています。これにより、IBM Bobは先進的な開発プロセス確立に寄与できる開発支援ツールであると結論づけられました。

今後の展望
技術検証の結果を踏まえ、イグアスは今後、日本IBMおよびビジネスパートナーとの共創を通じて、IBM Bobを活用したアプリケーション開発・保守支援サービスの提供に向けた検討を開始します。まずはRPG開発におけるIBM Bobの活用を前提としたアプリケーション開発の伴走支援、設計・仕様策定支援、既存アプリケーションの保守・改善支援に取り組む予定です。その後、対象言語を拡大しながら、IBM Bobを軸とした新しいアプリケーション開発モデルを確立し、顧客の開発環境とプロセスの抜本的な変革を推進していく方針です。なお、IBM Bobは2026年3月までに一般提供を開始予定です。
各社情報
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株式会社イグアス
ITディストリビューターとして、全国約600社のパートナー企業にIBM社のハードウェアおよびソフトウェアを中心とした付加価値の高い製品・サービスを提供しています。
詳細については、https://www.i-guazu.co.jp/をご参照ください。
IBM Bob紹介ページはこちらです。 -
日本アイ・ビー・エム株式会社
世界175カ国以上でビジネスを展開するIBMコーポレーションの日本法人です。基礎研究からビジネス・コンサルティング、ITシステムの構築・保守まで一貫したサービスの提供を通じて、顧客の企業変革やデジタル・トランスフォーメーションを支援しています。
詳細については、https://www.ibm.com/jp-ja/をご参照ください。


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