エンバカデロ、『RAD Studio 13.1 Florence』を提供開始 Arm版Windowsネイティブ対応で次世代デバイスへの展開を強化

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主要な新機能とアップデート

Delphi Arm64ECネイティブコンパイラ ツールチェイン(Delphiのみ)

RAD Studio / Delphi 13.1では、Delphiコンパイラの新しいネイティブターゲットプラットフォームとして、Arm版Windowsが導入されました。これにより、Intelエミュレーションレイヤーを使用せずに、Copilot+ PCをはじめとするWindows Armデバイス、またはArm Mac上のWindows on Arm仮想マシンで動作するネイティブArmバイナリを作成できます。この拡張により、開発者は同じソースコードを使用して、Win32、Win64 Intel、Win64 Arm向けのネイティブアプリケーションを構築可能です。既存のDelphiアプリケーションは、新しいターゲットプラットフォーム向けに再コンパイルするだけで対応できるため、既存資産を活かしながら次世代プラットフォームへの展開が実現します。

Android API Level 36とiOS 26のサポート(Delphiのみ)

RAD Studio 13.1では、Android API Level 36のサポートが追加されました。Android API Level 36への対応は、2026年8月以降にGoogle Playストアでアプリを公開するための必須要件となります。ビルドシステムおよびプラットフォームjarファイルはAndroid API Level 36.1をサポートするようアップグレードされ、最新のAPIレベルに対応した新しい権限オプションの追加や、FireMonkeyが利用するJetPack Coreライブラリのバージョンアップも実施されています。また、iOS 26の公式サポートも追加され、iOSのサポートバージョン最小値のデフォルトも引き上げられました。

FireMonkeyスタイルデザイナ(DelphiおよびC++Builder)

最新のデザイン原則に基づきFireMonkey専用に設計された、新しいスタイルデザイナが搭載されました。色、背景、タイポグラフィ、インタラクションステートなどを扱うデザイン中心のインターフェイスを備えたスタンドアロンアプリケーションであり、開発者だけでなく、開発チームと連携するグラフィックUIデザイナーも利用することを想定して開発されています。これにより、FireMonkeyを用いたクロスプラットフォームアプリケーションのUI設計を、より迅速かつ柔軟に行うことが可能になります。

Windows 11固有のVCLスタイル(DelphiおよびC++Builder)

Windows 11のルック&フィールに適合する6つの新しいVCLスタイル(Windows Modern、Windows Modern Dark、Windows Modern SlateGray、Windows Modern Green、Windows Modern Blue、Windows Modern Purple)が追加されました。対応するIDEスタイルにも新バージョンが追加され、RAD Studio IDEがWindows 11のUIスタイルにさらに適合するようになりました。また、多くのダイアログで角の丸いウィンドウがサポートされました。

Delphi LSPエンジンへのLSIF導入(Delphiのみ)

Delphiのコード補完/コードナビゲーションに使用されるDelphi LSP(Language Server Protocol)エンジンに、Language Server Index Format(LSIF)のサポートが導入されました。これによりコンパイラへの依存度が低減され、コンパイラを呼び出すことなく一般的なナビゲーションリクエストの処理が可能に。Code Insightのパフォーマンス、安定性、精度が大幅に向上します。

IDEに統合されたブックマークアドオン(DelphiおよびC++Builder)

IDEのブックマーク機能を拡張するブックマークアドオンが、IDEに完全に統合されました。自動ブックマーク番号付け、キーボードによる迅速なナビゲーション、正確なコード行参照を含む構造化されたブックマークリストなど、高度な機能が追加され、ソースコード内の移動や以前に参照したセクションへの復帰がより迅速に行えるようになります。また、強化されたIDE検索コントロール、ナビゲーションツールバーなども搭載されています。

品質改善とその他の機能強化

上記の機能に加え、RAD Studio 13.1では、C++Builder 64-bitモダンコンパイラ ツールチェイン(Clang 20 / C++23ベース)の品質向上、High DPI UIデザインエクスペリエンスの改善、フォームの96DPI保存対応、製品登録とライセンスマネージャーの刷新、DelphiおよびModern C++ 64-bitデバッガの改善など、IDE全般にわたる品質改善が実施されています。

VCLおよびFireMonkeyでは、Tinted Glyphサポートの追加やIDEデザイナーでのLinuxスタイル/ビューのサポート、DirectXテクスチャフィルタリング対応など多数の改善が行われています。FireDACでは、SAP ASE Server 16.1、IBM DB2 12.1、MariaDB Server 12.1のサポートが追加されました。また、WebサーバーとWebクライアントの双方でHTTP SSE(Server-Sent Events)モデルがサポートされ、MCPプロトコルをはじめとするSSE構造を必要とするアプリケーションの実装が可能となりました。

新機能の詳細については、以下のページをご覧ください。
https://www.embarcadero.com/jp/products/rad-studio/whats-new-in-13-florence

製品ラインナップと提供方法

RAD Studio 13.1は、Delphi / C++の2つの言語を利用できます。単一言語のみを利用できるDelphi 13.1、C++Builder 13.1も販売されます。いずれの製品も、目的別に複数のエディションが用意されています。

RAD Studio 13.1は、2026年3月19日よりアップデートサブスクリプション(保守契約)加入者向けにダウンロード提供が開始されています。新規購入者へは、2026年3月23日出荷分よりバージョン13.1の提供が開始されます。エンバカデロ製品は、オンラインショップ各社、ソフトウェア流通代理店各社、販売パートナー各社から購入可能です。

購入方法の詳細:https://www.embarcadero.com/jp/how-to-buy

関連キャンペーン

Delphiの発売31周年を記念し、Eショップ限定でDelphi、C++Builder、RAD Studioを特別価格で提供する『Delphi 31周年記念キャンペーン』が実施されています。キャンペーン期間は、好評につき2026年3月31日まで延長されています。対象製品は、RAD Studio / Delphi / C++Builder 13 FlorenceのProfessional、Enterprise、Architectの各エディションです(アカデミックならびにネットワークライセンスは本キャンペーンの対象外です)。

発売記念キャンペーンの詳細:https://www.embarcadero.com/jp/campaign-japan

RAD Studioについて

RAD Studioは、クラウドサービスや主要なデータベース、広範なIoTデバイスとの接続性を提供するクロスプラットフォームネイティブアプリケーションの統合開発環境です。Windows 10対応のアプリケーション構築をサポートするVCLコントロール、Windows、Mac、モバイル向けクロス開発を可能にするFireMonkeyフレームワークが、コンポーネントによるビジュアル開発を実現します。アプリケーションパフォーマンスを犠牲にすることなく、単一コードからマルチプラットフォームサポートが可能になります。最新のRAD Studio 13からは生成AIの組み込みやAI開発支援による生産性向上も可能になりました。

エンバカデロ・テクノロジーズについて

1993年にデータベースツールベンダーとして設立され、2008年にボーランドの開発ツール部門『CodeGear』と合併したエンバカデロ・テクノロジーズは、アプリケーション開発者とデータベース技術者が多様な環境でソフトウェアアプリケーションを設計、構築、実行するためのツールを提供する最大規模の独立系ツールベンダーです。2015年10月にはアイデラの傘下となり、2017年8月にはWebアプリケーションプラットフォームであるSenchaを買収し、技術革新と製品/サービスの品質向上に努めています。

米国企業の総収入ランキング『Fortune 100』のうち90以上の企業と、世界で300万以上のユーザーが、エンバカデロのRAD Studio、Delphi、C++Builder、Senchaといったアプリケーション開発ツールやデータベースツールを採用し、生産性の向上と革新的なソフトウェア開発を実現しています。

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