プロジェクトの成功確率と不確実性をAIで先行評価する新機能「Project Entropy Score」が「キックプ譜」に登場

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「Project Entropy Score」の概要

「Project Entropy Score」は、「キックプ譜」上で作成された「プ譜」(プロジェクトの進め方の全体像を示す設計図)を分析し、「成功確率」と「不確実性」を自動で算出し、数値化・可視化する機能です。生成されるレポートには、評価の根拠と理由が詳細に記載されており、プロジェクト構想のブラッシュアップに活用できます。この技術は特許出願済み(特願2025-282308)です。

プ譜分析レポート

サンプルレポートは以下のリンクから確認できます。
https://report.kickpufu.com/reports/sample.html

機能開発の背景と課題解決

近年、外部環境の変化や情報技術の発展により、ビジネスプロジェクトの複雑性は増しています。部署横断型の社内改善、新規事業、デジタル変革など、複雑な取り組みでは、過去の前例や教科書通りの計画では予期せぬ問題が発生することが少なくありません。

ゴトーラボが提唱する「プ譜」は、専門知識がなくてもプロジェクトの進め方を直感的に表現・共有できる表記法として普及してきました。しかし、「きれいに書かれていても、その内容の良し悪しを判断するのが難しい」という課題がありました。

この課題に対し、開発チームは情報科学の「エントロピー」概念に着目。プロジェクト構想に含まれる「現状認識」「今後取りたいアクション」「目指す状態」の論理的整合性に基づき、将来起こりうる局面の場合分けと確率を計算することで、プロジェクトの「シャノンエントロピー」を算出できるという仮説を立てました。プロトタイプを過去の事例に適用した結果、プロジェクトの成否と数値評価には明確な相関性が確認されました。

機能の詳細と利用方法

本機能は、さくらインターネット株式会社の「さくらのAI Engine」を活用しており、プロンプトや入力情報はAI側に保存されず、学習に利用されることもありません。利用者は「キックプ譜」上で「プ譜」を作成後、レポート生成ボタンをワンクリックするだけで、約30秒でAIによる客観的なレビューを受けることができます。

ゴトーラボは、思考の質には以下の4段階があると考えています。

  1. 思考の負荷と成功確率の両方が低い
  2. 負荷をあげても、成功確率は上がっていない
  3. 負荷を上げることで、成功確率に寄与する
  4. 軽い負荷でも、高い成功確率を担保できる

成功確率と思考の負荷

この機能により、プロジェクト設計のブラッシュアップが期待されます。

本機能の期待効果と今後の展開

本機能により、以下の効果が期待されています。

  • 実プロジェクトの事前検討の精度向上

  • 上司や責任者から、部下やメンバーへのレビューの迅速化

  • 新たなデータ駆動マネジメントの具現化

  • アイデア発想のためのツールとしての活用

  • プロジェクト思考力向上のためのワークショップツールとしての活用

ゴトーラボは、この機能を未来のプロジェクト運営や教育におけるイノベーションにつなげたいと考えています。「Project Entropy Score」という新しい概念を社会実装し、実証実験やエビデンス取得を共に進める実証研究パートナー(大学・研究機関・HRテック企業等)と人材・組織開発パートナー(人材組織開発企業・コンサルティングファーム等)を募集しています。オープンソースコミュニティの理念に基づき、多くの人々との共創活動を展開していく方針です。

推薦の言葉と代表コメント

東京大学大学院 工学系研究科 人工物工学研究センター 准教授の原辰徳氏は、「プロジェクトの不確実性をエントロピーの概念で数値化するアプローチは、非常にユニークで興味深い」と評価しています。

原辰徳氏

株式会社ゴトーラボ代表取締役の後藤洋平氏は、新機能リリースにあたり、「『プ譜』を考案した際に最も実現したかったのが、この『将来にわたる局面分岐のシミュレーション』でした。理論的には可能でも、人間の手作業では膨大な手間がかかる計算を、LLMの力を借りて実行できるようになったことは、感慨深い」とコメントしています。

後藤洋平氏

株式会社ゴトーラボについて

株式会社ゴトーラボは、プロジェクトマネジメント能力開発、PM/PL人材育成、能力アセスメント、業務改善、育成体系検討支援、およびプロジェクト構想共有SaaS(キックプ譜)事業に従事しています。

代表者はプロジェクト進行支援家の後藤洋平氏で、東京大学工学部システム創成学科を卒業後、ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発などの経験を活かし、未知なる取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。

主な事業内容

  • 人材・組織開発サービス

  • プロジェクト支援サービス

  • キックプ譜事業(プ譜の作成・共有のためのSaaS提供)

出版・業務実績

出版物一覧

  • 著書:「予定通り進まないプロジェクトの進め方」(宣伝会議)、「見通し不安なプロジェクトの切り拓き方」(宣伝会議)、「紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本」(翔泳社)他

  • コンサルティング実績:ドローンを用いた施設見守りシステムの実証実験、完成車メーカーのデジタル価値創造プロセス策定、SaaS導入コンサルティング部門の立て直し支援など

  • 講座・研修実績:SIer向けプロジェクトリーダー育成プログラム、大手ビジネススクールにおける公募型講座、大学内講義へのゲスト登壇(東京大学、近畿大学、名城大学)など

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