「web3/AI概論」第4期の主な特徴
第4期では、以下の3点を中心に学習を進めます。
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国内大学初 Amplifier導入: 昨年度に効果を実証した「バイブコーディング」を、最新のAIエージェント技術「Amplifier」と融合させます。これにより、AIエージェントを自律的なパートナーとして活用し、複雑な課題を高速に解決する開発スタイルを習得します。
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学生×社会人 混合チーム: 社会・組織の課題を発見し、AIエージェントを用いて構造化・分析を行います。多様なテクノロジーを活用しながら実践的に課題解決へと導くアプローチを、学生と社会人の混合チームで推進します。
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web3で学習体験を拡張: ブロックチェーン、NFT、スマートコントラクトといったweb3技術を活用したコミュニティ活動やゲーミフィケーションを通じて、先端技術の活用シーンを体験し、理解を深めます。
「バイブコーディング」とは、専門的な記述をAIに委ね、人間が「本質的な問い」に集中する開発手法です。2025年度には、初心者がわずか3ヶ月でプロダクトを完成させる教育モデルを確立し、プロダクト開発経験者を約2.6倍に増加させました。2026年度は、ここにAIエージェントが加わることで、企画・分析・検証の各プロセスが自律的に加速し、人間はより高度な「創造的意思決定」に専念することが可能になります。
AIエージェント教育の本格始動
第4期の最大の特徴は、「AIエージェント」を講座の中核テーマに据えた点です。AIエージェントは、ChatGPTやClaudeのような生成AIが「質問に答える」存在であるのに対し、「自律的にタスクを遂行する」存在です。情報収集、分析、企画立案、コード生成、検証といった一連のプロセスを人間と協働して進めます。
本講座では、AIエージェントを「使われる側」ではなく「使いこなす側」の人材育成を目指します。企画・設計・分析の各段階における「協働するパートナー」としてAIエージェントを活用し、共に思考し、創造する開発スタイルを習得します。
【第4期で導入する技術・ツール】
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Microsoft「Amplifier」: 国内の大学として初めて教育カリキュラムに導入されます。これはMicrosoftが開発中の実験的メタ認知AI開発システムであり、AIエージェントが高度な思考プロセスを実行するための基盤技術です。受講生はAIエージェントのメカニズムを理解し、自ら設計・活用できるスキルを習得します。
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バイブコーディングツール群: 対話型でプロトタイプを高速に生成・改善できるバイブコーディングを実践します。Claude、Cursor、Replit、v0など、最新のツールを活用し、アイデアを迅速に形にする技術を習得します。
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生成AIツール: Claude Code、ChatGPT、Geminiなどの生成AIを組み合わせ、企画から検証までを効率的に推進します。生成AIとAIエージェントを適切に使い分けるスキルを養います。
2025年度の成果が示す教育効果
2025年度に導入されたバイブコーディングは、以下の劇的な成果をもたらしました。
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「未経験者」を「継続的な開発者」へ変革:
開講時に17.6%だったプロダクト作成経験者は、わずか3ヶ月で45.6%へと約2.6倍に急増しました。「言葉がそのまま形になる」体験が技術の壁を取り払い、未経験者の6割以上を「作り手」へと変貌させました。また、「継続的に複数回プロダクトを作成した」受講生は3倍以上(5.9%から18.4%)に増加し、開発習慣の形成を示唆しています。経験レベル 開講時(4月) 終了時(7月) 変化 開発経験者(チーム・継続)合計 24名 (17.6%) 62名 (45.6%) 2.6倍に急増 └ 継続的な開発習慣(レベル4) 8名(5.9%) 25名(18.4%) 3.1倍に急増 └ チーム開発の経験(レベル3) 16名(11.8%) 37名(27.2%) 2.31倍 └ 個人での開発経験(レベル2) 27名 (19.9%) 35名 (25.7%) 1.3倍 プロダクト作成未経験 85名(62.5%) 39名(28.7%) 54%減少 -
技術的・社会的スキルの飛躍的向上:
バイブコーディングの導入により、従来のプログラミング教育の障壁が取り払われました。技術力への自信が46.3%(2.09から3.06)、Web3/AIへの理解が44.5%(2.43から3.51)向上し、受講生の大半が自律的に技術を操れる中級者レベルへと成長しました。測定項目 開講時(4月) 終了時(7月) 向上率 技術力自信 2.09 3.06 +46.3% web3/AI理解 2.43 3.51 +44.5% チーム開発自信 2.16 3.08 +42.4% キャリア目標の明確さ 3.01 3.63 +20.5% web3/AI活用意識 3.96 4.51 +13.9% ※各数値は5段階評価(1=最低:全くそう思わない、5=最高:とてもそう思う)に基づく平均値。 -
圧倒的なアウトプット量と社会実装:
2025年度の1講座だけで75種類ものプロダクトが誕生しました。開発されたサービスで資金調達を実現した受講生、東京都主催のハッカソンでファイナリストに選出された受講生、学内向けアプリケーションをローンチし実運用を開始した事例も出ています。
学習方法の特徴
本講座は「反転授業」と「プロジェクトベース学習(PBL)」を組み合わせた先進的な教育手法を採用しています。
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反転授業(Flipped Classroom): 基礎となる講義内容はUdacityやASU(アリゾナ州立大学)の教材を活用し、自宅で事前学習を行います。授業時間は、インタビュー結果の共有、アイデア検討、プロトタイプ改善、プレゼンテーションなど、実践的なアウトプットを中心に進めます。
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チーム活動を前提としたプロジェクトベース学習: 社会人と在学生が混在するチームを組成し、実際の社会課題に向き合います。課題の発見から分析、設計、開発、検証までを協働して進め、最終的には発表可能な水準のプロトタイプを完成させます。
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web3技術を活用したゲーミフィケーション: ブロックチェーン、NFT、スマートコントラクトなどのweb3技術を活用したコミュニティ活動とゲーミフィケーションを導入し、先端技術の活用シーンを体験的に学習します。
科目責任者 伊藤穰一氏より

伊藤穰一氏は、「AIエージェントの台頭により、開発の本質は『コードを書くこと』から『何を創るかを設計し、AIを操ること』へと激変しています。本講座では、AIを単なる道具ではなく共創相手として活用し、圧倒的な速度でアイデアを具現化する『新人類』のようなエンジニアを育成します。重要なのは、既存の答えを出す力ではなく、自らの価値観に基づき『問い』を立てる力です。変革を楽しみ、世界をハックする志を持つ学生の挑戦を期待しています」と述べています。
カリキュラム概要(全13回)
本講座は、「理解」→「実践」→「発表」の3フェーズで構成されます。
| フェーズ | 内容 |
|---|---|
| 前半 第1〜4回 【基礎理解】 | AIエージェント活用の全体像、課題発見と問いの深掘り、価値仮説づくり、GitHub協働基礎 |
| 中盤 第5〜10回 【実践開発】 | 創造性と学び方、ユースケース事例研究(4回)、中間発表、インタビュー準備・実践 |
| 後半 第11〜13回 【発表準備】 | ピッチデッキ作成、プロトタイプ・スライド仕上げ、最終発表会 |
講座概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座名 | 総合科学特論「web3/AI概論」 |
| 科目責任者 | 伊藤穰一 |
| 講師 | 西村奈々、下瀬浩一、石部達也、品田美帆、他 |
| 開講時期 | 2026年4月16日〜7月16日(全13回) |
| 曜日・時間 | 毎週木曜日 15時〜17時(2時間) |
| 形式 | オンライン(反転授業形式)※一部対面セッションあり |
| 単位 | 取得可能(2単位) |
| 定員 | 300名 |
| 主な学習内容 | AIエージェント活用、バイブコーディング、プロジェクト開発、web3技術 |
| 使用ツール | Amplifier、Cursor、Replit、v0、Discord、GitHub 等 |
受講対象と出願資格
AIやweb3に興味のある千葉工業大学の学部生・大学院生、他大学の学生、社会人が受講対象です。社会人は、令和8年3月31日までに18歳に達する者で、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者に限ります。PCまたはMacの所有が必須です(iPadやタブレットのみでは不可)。
受講申込みの流れ
- 募集要項の確認: 1月30日募集開始。
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ID登録(出願予約): 1月30日〜3月25日締切。期日までに学内システムにてID登録が必要です。
- URL: https://conveni.is.it-chiba.ac.jp/cert/i/i_registration.html
- メールで出願手続きの詳細をご案内: 3月26日以降。
- 出願情報の送付: 3月25日〜4月3日。学内システムの指定フォームにて受け付けます。
- 選考・選考結果発表ご送付: 4月3日〜4月14日。書類審査が行われ、受講対象者へ通知されます。面談が実施される場合もあります。
- 受講手続き: 4月6日〜4月14日。受講確定者は期日までに授業料を振り込みます。
- 授業開始: 4月16日。
より詳細な情報は千葉工業大学のウェブサイトで確認できます。
https://chibatech.jp/
「web3/AI概論」4年間の歩み
千葉工業大学は2021年度より、次世代のインターネット技術を学ぶ講座を開講し、時代の変化に合わせてカリキュラムを進化させてきました。これまでに累計800名以上の受講生を輩出しています。
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第1期・第2期(2021〜2023年度): web3概論として開講し、web3技術の基礎知識と開発手法を提供しました。
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第3期(2025年度): 講座名を「web3/AI概論」に改称し、生成AIやバイブコーディングを本格導入。「作ることで学ぶ」プロジェクト実践型授業へと進化し、75種類のプロダクトが誕生しました。
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第4期(2026年度): AIエージェント技術の発展を受け、講座の中核テーマとして「AIエージェント」を据え、協働パートナーとして使いこなす人材の育成に取り組みます。


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