ノーコード開発基盤「Questetra BPM Suite」v17.2、Model Context Protocolに対応
株式会社クエステトラは、クラウド型ワークフロー製品「Questetra BPM Suite」の新バージョンv17.2を公開しました。このアップデートにより、AIとアプリケーションを接続するオープン標準規格であるModel Context Protocol(MCP)サーバ機能が実装され、外部AIクライアントとの対話を通じて、Questetra上の業務プロセス情報を自然言語で参照・把握することが可能になります。
Questetra BPM Suiteとは
Questetra BPM Suiteは、クラウド型の業務プロセス管理システム(SaaS BPMS)です。Webブラウザのみでワークフローシステム(ワークフローアプリ)の開発および運用が完結し、プログラミング知識は不要です。業務部門が主体となり、稟議申請や見積提出、問い合わせ対応といった定型業務プロセスをノーコードで作成・改善できます。また、生成AIを組み込むことで、ドラフト文書の自動生成や回答案の草案作成といった知的作業の自動化も実現します。
v17.2の強化ポイント
1. MCPサーバ機能の実装
標準仕様MCPのサーバ機能が実装されました。これにより、外部AIクライアントは、Questetraが提供するMCPサーバを介して、Questetra上のプロセス定義や進捗状況を自律的に参照できるようになります。
AIから参照可能な情報:
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プロセスモデル一覧の取得
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プロセスインスタンスの検索・詳細参照
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ログインユーザーに紐づくタスクの検索(マイタスクおよび引き受け待ち含む)
活用シーンの例:
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「今週、私が優先すべきタスクを締め切りが近い順に教えて」
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「承認が滞っているプロセスを特定して、どこで止まっているか整理して」
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「過去の類似案件の進捗傾向から、今回の完了見込みを確認したい」
複雑な検索条件や画面操作を行うことなく、自然言語による対話だけで業務状況の把握や判断を支援します。

2. 主要画面のSPA化とUIの刷新
業務担当者が日常的に利用する「マイタスク」や「プロセス詳細」などの主要画面において、大幅なアップデートが実施されました。
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SPA(Single Page Application)形式への移行: 従来のページ遷移型から、ページ全体を再読み込みせずに必要なデータのみを非同期で取得するSPA形式へ移行しました。
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Material Symbolsの採用: 各種アイコン体系にGoogleが提供するMaterial Symbolsが新たに採用されました。
画面遷移のレイテンシを最小化し、視認性の高いアイコンへの刷新により、大量のタスクを処理する担当者の操作ストレスを解消します。システム待機による「細かなタイムロス」を排除し、ユーザーが本来の業務に没頭できる高効率な作業環境を実現します。
3. OAuth 2.1 および CSP 対応
API連携およびフロントエンドのセキュリティが最新の標準規格に適合されました。
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OAuth 2.1 (PKCE) 対応: API認証において、よりセキュアな認可フローであるPKCEがサポートされました。
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CSP(Content Security Policy)導入: 新規環境において、クロスサイトスクリプティング等のリスクを低減する制限がデフォルトで有効化されました。
外部アプリやAIクライアントとのAPI連携をより安全に運用できる環境を提供し、ブラウザレベルでの防御を強化することで、エンタープライズ利用におけるセキュリティガバナンスが向上します。
4. データハンドリングとAIエージェント工程の拡張
開発者および運用担当者向けのデータ操作機能が拡充されました。
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YAML形式レスポンス: プロセス詳細取得APIにおいて、レスポンス形式としてYAMLが選択可能になりました。
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プロセスログ取得API: CSV形式でのログ出力(/API/Admin/ProcessLog/listCsv)が新設されました。
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AIエージェント工程のアップデート: 最新モデルであるClaude Haiku 4.5 / Sonnet 4.5 / Opus 4.5に対応しました。
詳細については、以下のリリースノートを参照してください。
株式会社クエステトラについて
株式会社クエステトラは、京都を拠点とするSaaS BPMベンダーです。世界中のビジネスプロセスを最適化することを目指しています。
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代表: 代表執行役 CEO 今村 元一
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所在地: 京都市中京区御池通間之町東入高宮町206 御池ビル4階
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設立: 2008年4月
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資本金: 1億8,405万7,500円


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