ファインディ、生成AI時代の「事業戦略2026」とAI活用新規事業を発表

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市場環境と戦略の方向性

近年、生成AIの進化により、企画・開発・検証のサイクルが大幅に短縮されています。企業には迅速な意思決定と実行力が求められる一方、AIの導入を個人単位に留めるだけでは、組織全体の生産性向上には限界があるという課題が指摘されています。AIを前提とした開発体制やDevOps環境の再設計、効果計測・可視化が新たな経営課題として顕在化しています。

多くの企業において、競争優位性の源泉として開発組織の内製化や、AIを活用できるハイスキルエンジニアの確保・育成の重要性が高まっています。ファインディは「つくる人がもっとかがやけば、世界はきっと豊かになる。」という理念のもと、ITエンジニアと企業のマッチングサービス、および経営と開発現場をつなぐAI戦略支援SaaSを提供してきました。事業開始から10年目を迎え、累計会員登録数は26.7万人、登録企業数は4,000社を超えています。

今回の新戦略では、従来のキャリア支援サービスやAI戦略支援SaaSの提供に加え、企業の「変革の実装」までを担う存在へと進化します。開発現場の生産性向上だけでなく、経営と開発をつなぐ意思決定構造の変革を支援し、企業の持続的な成長に貢献する方針です。

戦略骨子:4つの注力領域

ファインディは、変化する市場環境を踏まえ、以下の4点を重点テーマに掲げています。

  1. 創業事業である人材マッチング事業の堅実な成長
    IT/Webエンジニア向け転職サービス「Findy」やフリーランス紹介サービス「Findy Freelance」を中心に、AI活用に積極的なハイスキル人材との接点を引き続き強化します。

  2. 大手企業に対する開発内製化・AI駆動開発支援の強化
    開発生産性可視化・改善SaaS「Findy Team+」を軸に、AIの導入から開発現場改善までを一気通貫で支援します。SaaS提供にとどまらず、コンサルティングやハンズオン型支援も拡充する計画です。
    Findy Team+ プロジェクト進捗分析
    Findy Team+のプロジェクト進捗分析機能の例

  3. AI時代のビジネス成長に寄与する新規事業の連続創出
    自社がAIを積極活用する企業として蓄積してきた知見をもとに、AI時代の新たな開発・組織課題を解決するプロダクト・サービスを継続的に創出していきます。

  4. 海外事業の売上拡大
    インド・韓国を中心に、日本企業のグローバル開発拠点(GCC)支援や現地企業との連携を進め、海外市場での事業拡大を図ります。

これらの取り組みを通じて、ファインディは150%の成長を持続し、2028年までに累計登録企業数10,000社の達成を目指します。

AI新規事業について

以下の4つのAI新規事業が発表されました。

  • 「Findy Insights」(開発組織改善・AI駆動開発支援領域)
    AI時代における新規事業やプロダクト開発の意思決定スピードを、個人の勘ではなく組織能力として高めるための意思決定基盤サービスです。これまでの開発現場で分断・属人化していた顧客インサイトや仮説検証結果をAIが扱えるナレッジとして資産化します。ユーザーインタビューや顧客商談などの定性データ、社内チャットログ、開発ミーティングログを統合し、AIエージェントが「市場・競合分析」「インサイト分析」「解決策・仕様の提案」を行うことで、顧客価値を追求する意思決定マネジメントを実現します。
    プロジェクトの振り返りや改善が個人の経験や感覚に依存しているかのアンケート結果
    プロジェクトの振り返りや改善が、個人の経験や感覚に依存していると感じる企業が多いことが示されている

  • 「Findy AI+」(開発組織改善・AI駆動開発支援領域)
    開発組織における生成AIツールの活用状況を可視化し、投資対効果(ROI)を定量化するサービスです。多くの企業で生成AIの導入が進む一方で、その活用がチームや個人最適に留まり、組織全体での効果が見えにくいという課題に対応します。MCP(Model Context Protocol)を活用し、GitHub CopilotやDevinなどのAIツールの利用状況や効果を可視化することで、AI投資のROIを経営インパクトとして説明可能にし、開発現場のボトルネック特定とAI駆動開発へのプロセス変革を支援します。

  • 「アーキテクチャ壁打ちAI」(技術メディア領域)
    開発ツールのレビューサイト「Findy Tools」の新機能です。システム設計やアーキテクチャ選定がエンジニアの経験や直感に依存しがちで、妥当性の検証・比較が困難であるという課題に対し、クラウドのベストプラクティスに基づき、設計意図を理解したAIが即座に壁打ち相手となり、比較・示唆を提供します。これにより、アーキテクチャ判断を属人的なものから「即座に検証できる意思決定」へと変え、開発初期段階での手戻り削減と品質向上に貢献します。

  • 「Findy AI Career」(キャリア支援・採用支援領域)
    生成AIの活用レベルを可視化・定量化し、キャリア形成や採用マッチングに活用するサービスです。AI時代においてエンジニアの生成AI活用スキルは重要性を増していますが、その実力がブラックボックス化し、採用や評価に十分反映されていないという課題に対応します。本サービスは、生成AIの活用度を「偏差値」として数値化し、個人の市場価値向上やキャリアアップにつなげます。同時に、企業にとってはAI時代に適応した人材の採用・配置を可能にし、より精度の高いマッチングを実現します。

代表取締役 山田 裕一朗氏のコメント

代表取締役の山田 裕一朗氏は、「AIはエンジニアの仕事を奪う存在ではなく、エンジニアの役割を進化させる存在です。ファインディは、AI時代において“挑戦するエンジニア”と企業が安心して価値創出に集中できるプラットフォームとして、採用から開発組織づくり、AI活用までを支援し続けていきます。」とコメントしています。

ファインディ株式会社について

ファインディ株式会社は2016年に創業し、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」というビジョンを掲げ、ITエンジニア領域における個人・組織それぞれの課題解決に取り組んでいます。

現在、同社は以下の5つのサービスを提供しています。

  • IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」

  • ハイスキルなフリーランスエンジニア紹介サービス「Findy Freelance」

  • 経営と開発現場をつなぐAI戦略支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」

  • 開発ツールのレビューサイト「Findy Tools」

  • テックカンファレンスのプラットフォーム「Findy Conference」

これらのサービスの累計会員登録数は約26.7万人、国内外のスタートアップ企業から大企業まで4,000社に利用されています。また、「技術立国日本を取り戻す」という設立趣意に基づき、2024年のインド進出を皮切りに、現在、韓国・台湾でも「Findy Team+」を展開しており、グローバル市場での競争力を持つ日本のIT企業を増やすことを目指しています。

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